神々の国、出雲の実像 歴史・神話・祭り

  • 森田 喜久男(淑徳大学教授)
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  かつてラフカディオ=ハーン(小泉八雲)が「神々の国」と呼んだ出雲は、日本の中でも独特の位置を占めています。10月、他の地域は「神無月」ですが出雲だけは「神在月」。全国から神々が出雲の地に集います。
 では、なぜ、出雲に神々は集まるのか、そこで神々は何をなさっておられるのか、出雲は、多くの謎に包まれた場所です。
 この講座では、歴史、神話、祭りを手がかりに霧の彼方にぼんやりとしている神々の世界の実像に迫ってみたいと思います。


第1回 出雲国造と出雲大社
 神話によれば、出雲大社は大国主神による国譲りの代償として造営されたとされています。では、日本の歴史の中で出雲大社が果たした役割とは何だったのでしょうか。この点について、出雲大社の宮司であった出雲国造の動きに焦点をあてて考えてみましょう。

第2回 天皇の前で読み上げられた出雲の神話 
 古代では、出雲国造自身が上京し、天皇の前で出雲の神話が書かれた祝詞を読み上げる儀礼がありました。これを出雲国造神賀詞奏上儀礼と言います。では、なぜ、出雲国造だけがそのような儀礼を行ったのでしょうか。出雲国造神賀詞奏上儀礼の分析を通して、出雲の神々と天皇との関係について考えてみたいと思います。 

第3回 神々が集う、出雲神在祭    
旧暦10月に何故、出雲に神々が集うのか。そこで神々は何をしていたのか。本当にすべての神々が出雲に集まったのか。神々の参集に伴い出雲各地では、どのような祭りが行われていたのか。これらの点について、神話・伝承や祭りの分析を通して考えていきましょう。

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日程
2019/10/23, 11/27, 12/25
曜日・時間
水曜 15:30~17:00
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

森田 喜久男(モリタ キクオ)
1964年生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科史学専攻博士課程単位取得退学。博士(歴史学・駒澤大学)島根県古代文化センター、島根県立古代出雲歴史博物館を経て、淑徳大学人文学部教授。日本古代史・神話学・博物館学専攻。著書『日本古代の王権と山野河海』、『やさしく学べる古事記講座』(ハーベスト出版)、『古代王権と出雲』(同成社)他。