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経済学史入門 変革期資本主義を捉える経済
- 野原 慎司(東京大学准教授)
現在我々が生きているのは、資本主義社会です。資本主義を理解するのが経済学です。ところが、現在の経済学は、極めて抽象的なモデルに基づいて議論するがために、資本主義の大筋での本質的な理解が何かが分かりにくくなっています。しかし、過去も現在も、経済学者は、豊かさの実現や不況や失業など、それぞれの社会が抱える具体的な問題に取り組むなかで、資本主義の本質を理解しようとしました。そのような時代背景に基づいて、経済学を理解しますと、資本主義とは何かが、一般の人にも腑に落ちるようにして、生き生きと理解することができます。過去から現在の主要な経済学の立場を分かりやすく振り返り、経済学と資本主義を大づかみで理解するのが、本講座の狙いです。 (講師・記)2020年1月期開講
<講座スケジュール>
第4回 J・S・ミル
第5回 フランス経済学
第6回 マルクス
<今後の予定>
第3期 貧困・失業・不況と向き合う経済学
第7回 マーシャル
第8回 ケインズ
第9回 資本主義の修正に向けて
第4期 現代経済学の最先端
第10回 新古典派(新自由主義)
第11回 ゲーム理論と行動経済学
第12回 資本主義の未来
注意事項
●●5/27も休講いたします。補講は7/22に行います(5/7更新)
●コロナウイルス対応による臨時休業の為、4/22は休講、補講は7/8に行います。 (4/2付)
- 日程
- 2020/6/24, 7/8, 7/22
- 曜日・時間
- 第4週 水曜 19:00~20:30
- 回数
- 3回
- 受講料(税込)
- 会員 9,900円 一般 13,200円
- 持ち物など
- <参考書>『経済学史-経済理論誕生の経緯をたどる』野原慎司・沖公祐子・高見典和 著 (日本評論社):ご希望の方は各自でお求めください。
- その他
- 教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。
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講師詳細
- 野原 慎司(ノハラ シンジ)
- 大阪府出身。専門:経済学史、アダム・スミス、資本主義思想史。東京大学大学院経済学研究科准教授。京都大学経済学部卒業、京都大学大学院経済システム分析専攻博士課程修了、経済学博士(京都大学)。著書に、野原・沖・高見『経済学史』(日本評論社、2019年)、Shinji Nohara,Commerce and Strangers in Adam Smith (Springer, 2018)などが、論文に、"Adam Smith's science of commerce:the effect of communication" Adam Smith Review, 11などがある。その他、ケンブリッジ大学visiting scholar、東京大学ExecutiveManagement Program講師・修了生などでもある。