生誕百年に遠藤周作を読む
文章で表現する技術
- 教室・オンライン同時開催
- 加藤 宗哉(元「三田文学」編集長)
文芸誌「三田文学」の編集長は、かつて慶應義塾大学文学部の講座「文章と表現」も受けもっていました。〝新しい書き手の発掘と育成〞が、初代編集長・永井荷風以来の使命であったからです。そこからは多くの作家が誕生しましたが、その授業をいま、再現したいと思います。〝新しい書き手〞に年齢は関係がありません。――文章のプロたちがどんな〝暗黙の了解事項〞のもとに作品を書いてきたか、その技術について具体的にお伝えしたいと思います。
2023年7月期(7~9月)のテーマ
■生誕百年――遠藤文学が次世代に読み継がれる理由
《人を感動させる物語》は、国や時代が違っても変らないと言います。しかも物語のパターンはそれほど多くはない。つまり、それを持っている作家・作品が、多くの人びとの心を捉えます。
では、遠藤周作が持っていた《人を感動させる物語》とは何か。今回は遠藤作品が世紀を越えて読み継がれる理由を探ります。取りあげる作品……『沈黙』『侍』『深い河』『わたしが・棄てた・女』、そして狐狸庵エッセイ等。毎回、資料はコピーして配布します。オンラインの方へはデータをお送りします。
※講義が中心ですが、第2回目(8月18日)では「60字作品を書く」を行ないます。事前に作品をメールで提出(締切/8月8日)、推敲のうえ完成させたものに対して、全員で感想を述べあいます。テーマや連絡方法など、詳細については7月の講座内でお知らせします。
〈ご案内事項〉
・本講座は、教室でも、オンラインセミナーアプリ「Zoom」ミーティングを使ったオンラインでも、受講できるハイブリッド講座です(講師は教室)。パソコンやタブレット、スマートフォンでも配信を見ることができます。
・オンラインでご参加の受講者のお名前や映像・音声はクラス内で共有されます。予めご了承ください。
・本講座はアーカイブ動画の配信はございません。
・配布資料がある場合はメールでご案内いたします。郵送はしておりません。
・開講日の前日夜までにメールアドレス登録のある受講者の皆様に講座視聴URLとパスワード、および受講のご案内をメールでお知らせいたします。弊社からのメールが届かない事案が発生しておりますため、モバイルメールアドレス(docomo、au、SoftBank、Y!mobileなど)はなるべく使用しないようお願い申し上げます。メールが届かない場合は asaculonline001@asahiculture.com までお問合せください。
・Zoomのソフトウェアを必ず最新版にアップデートの上ご覧ください。
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注意事項
・本講座は、Zoomミーティングを使用した教室でもオンラインでも受講できるハイブリッド講座としておこないます。(講師は教室。開講日の前日夜までに受講者の皆様に講座視聴URLとパスワード、および受講のご案内をメールでお知らせいたします。メールが届かない場合は、 【asaculonline001@asahiculture.com】 までお問合せください。・ソフトウェアを必ず最新版にアップデートの上ご覧ください。本講座はアーカイブ動画の配信はありません。
- 日程
- 2023/7/14, 8/18, 9/8
- 曜日・時間
- 第2週 金曜 13:00~14:30
- 回数
- 3回
- 受講料(税込)
- 会員 9,900円 一般 13,200円
- 設備費(税込)
- 495円
- 持ち物など
- ※講義が中心ですが、第2回目(8月18日)では「60字作品を書く」を行ないます。テーマは「指」です。
事前に作品をメールで提出(締切/8月11日)、推敲のうえ完成させたものに対して、全員で感想を述べあいます。
連絡方法など、詳細については7月の講座内でお知らせしております。
途中受講をご希望のかたは事務局へお問い合わせください。
- その他
- ・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。
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講師詳細
- 加藤 宗哉(カトウ ムネヤ)
- 1945年東京生まれ。慶応義塾大学経済学部卒。学生時代に遠藤周作編集長の「三田文学」に参加、遠藤に師事。同誌に掲載された小説が「新潮」に転載され、作家活動に入る。1997年より2013年まで「三田文学」編集長。著書に「遠藤周作」(慶応義塾大学出版会)、「遠藤周作おどけと哀しみ」(文芸春秋)、「モーツァルトの妻」(PHP文庫)、「吉行淳之介ー抽象の閃き」(慶応義塾大学出版会)など。