社会・統治の歴史と思想

  • 堀内 進之介(政治社会学者)
講師詳細

 「社会」として経験しうるものや、それとして観念されてきたものが、かつてとは大きく異なるという声や、あるいは「社会」そのものが成り立たなくなってきたという声も聞かれる。そこで、このシリーズでは、改めて「社会」について考えてみたい。
 しかし、このシリーズでは、「社会」を国家との関係で位置づけたり、境界のある全体として見なしたり、あるいは、マルクスやヴェーバーのように経済的な力を社会の形状を決める究極的な決定因と見なす議論は扱わない。むしろ、そのような議論を批判する現代の論者たち――アーネスト・ゲルナーやジョン・A・ホール、アンソニー・ギデンズ、マイケル・マンといった歴史(社会)学者たち――が主導した見方、すなわちヒトとモノの領域を組織し、統制する複合的な諸力(政治的、経済的、文化的、軍事的な力)が歴史的にどのように発展していったのか、この観点から「社会」の歴史と理論を概説したい。 (講師・記)

〈今期のテーマ〉
第2シーズンでは、ローマの歴史を扱う。 およそ700年に及ぶローマの歴史は、社会学者が利用できる魅力的な資料である。 ローマ帝国は歴史を通じて最も成功した征服服国家だが、 その力の源泉は、階位秩序に基づく再配分のの仕組みと、強制的な協働・集合を可能にする組織の発展だと言える。このシーズンでは、そのような力の興隆と衰退の要因を辿ってみたい。

〈ご案内事項〉
・本講座はオンラインセミナーアプリ「Zoom」ミーティングを使ったオンライン講座です。簡単にダウンロードでき、パソコンやタブレット、スマートフォンで配信を見ることができます。受講者のお名前や映像・音声がクラス内で共有されます。予めご了承ください。
・開講日の前日夕方に受講者の皆様に講座視聴URLとパスワード、および受講のご案内をメールでお知らせいたします。弊社からのメールが届かない事案が発生しておりますため、モバイルメールアドレス(docomo、au、SoftBank、Y!mobileなど)はなるべく使用しないようお願い申し上げます。メールが届かない場合は asaculonline@asahiculture.com までお問合せください。
・オンライン講座の申し込みはWEB決済のみで承ります(開講日の前日まで)。なお、定員になり次第受付は締め切らせていただきます。キャンセルは開講日の4日前まで承ります(手数料550円)。キャンセルの場合はasaculonline@asahiculture.com までご連絡ください。その後のキャンセルはできませんのであらかじめご了承ください。
・Zoomのソフトウェアを必ず最新版にアップデートの上ご覧ください。
・ネット環境による切断やその他アプリの障害が起きた場合には、当社は責任を負いかねます。 またやむを得ない事情により実施できなかった場合は、受講料の全額をお返しいたします。
・第三者との講座URLの共有や貸与、SNSを含む他の媒体への転載、また、講座で配布した教材を受講目的以外で使用することは著作権の侵害になりますので、固くお断りいたします。

この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。

お申し込み

注意事項

新型コロナウイルス感染拡大の影響を鑑み、本講座はZoomを使用したオンライン講座として行うことになりました。あわせて開講時間を20時からに変更します。また講師都合により8月10日は休講→8月31日に補講を行います。(7/7更新)

日程
2020/7/27, 8/24, 8/31, 9/14, 9/28
曜日・時間
月曜 20:00~21:30
回数
5回
受講料(税込)
会員 16,500円 
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

堀内 進之介(ホリウチ シンノスケ)
1977年生まれ。博士(社会学)。Screenless Media Lab. 所長、首都大学東京客員研究員。現代位相研究所・首席研究員ほか。NHKマイあさラジオ今週のオピニオンコメンテーター。専門は、政治社会学・批判的社会理論。単著に『人工知能時代を〈善く生きる〉技術』(集英社新書、2018年)、『感情で釣られる人々』(集英社新書、2016年)、『知と情意の政治学』(教育評論社)、共著に『人生を危険にさらせ!』(幻冬舎)、『悪という希望‐「生そのもの」のための政治社会学』(教育評論社)、『統治・自律・民主主義‐パターナリズムの政治社会学』(NTT出版)ほか多数。翻訳書に『アメコミヒーローの倫理学』(パルコ出版、2019年)、『魂を統治する』(以文社、2016)がある。