世界の基地問題と沖縄
  • 教室・オンライン同時開催

  • 川名晋史講師
  • 川名 晋史(東京工業大学准教授)
講師詳細

 2022年は、沖縄の本土復帰50年の節目にあたります。沖縄普天間基地の名護市辺野古への移設問題は、長らく政治の争点となったまま膠着しています。そこで、本講義では、沖縄の基地問題に関心があるものの、どこから勉強を始めたら良いのか分からない方を対象に、他国で起きている基地問題と沖縄のそれを比較します。もしかすると、私たちは沖縄の問題を理解するために、あえて一度、沖縄を離れてみなければならないのかもしれません。そうして十分に距離をとった地点から、沖縄で起きている問題をいま一度、見直してみませんか。(講師・記)

構成 
2023年冬学期予定(今期)
1. 世界の米軍基地と日本
2. 沖縄の基地問題
3. デンマーク/グリーンランド
4. フィリピン、韓国
5. オーストラリア、シンガポール

2023年春学期予定(来期)
6. サウジアラビア、トルコ、ジブチ
7. ドイツ、スペイン、イタリア
8. グアム、プエルトリコ
9. 日本国内の基地との比較―岩国(山口県)を中心に
10. 基地問題の「解決」策

参考文献
川名晋史編『世界の基地問題と沖縄』明石書店2022年
※朝日カルチャーセンター新宿教室での販売はしておりません。

〈ご案内事項〉
・本講座は教室でも、オンラインセミナーアプリ「Zoom」ウェビナーを使ったオンラインでも、受講できるハイブリッド講座です(講師は教室)。パソコンやタブレット、スマートフォンで配信を見ることができます。
・本講座はメール登録のある受講者全員に後日アーカイブ動画(1週間限定配信)のリンクをお送りいたします。期間内は受講者は何度でもご視聴いただけます。
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この講座は終了しました

注意事項

★2月10日(金)は雪による交通機関の乱れが想定されますので、講義形式を変更いたします。川名先生にはご自宅からご講義いただきます。教室にはいらっしゃいません。教室ではプロジェクターに投影した映像で受講いただきます。(2023/2/10)

・本講座はZoomウェビナーを使用した教室でもオンラインでも受講できるハイブリッド講座です(講師は教室)。開講日の前日夜までに受講者の皆様に講座視聴URLとパスワード、および受講のご案内をメールでお知らせいたします。メールが届かない場合は、 asaculonline001@asahiculture.com までお問合せください。
・ソフトウェアを必ず最新版にアップデートの上ご覧ください。受講者全員に後日アーカイブ動画(1週間限定配信)のリンクをお送りいたします。

日程
2023/1/13, 1/27, 2/10, 2/24, 3/3
曜日・時間
第2週・第4週 金曜 19:00~20:30
回数
5回
受講料(税込)
会員 16,500円 一般 22,000円
設備費(税込)
825円

講師詳細

川名 晋史(カワナ シンジ)
東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。博士(国際政治学)
1979年生まれ。日本学術会議連携会員、国立研究開発法人科学技術振興機構特任フェロー。
主著に、『基地はなぜ沖縄でなければいけないのか』(筑摩書房 2022年)、『世界の基地問題と沖縄』(明石書店 2022年)、『基地問題の国際比較―「沖縄」の相対化』(明石書店 2021年)、『基地の消長 1968-1973―日本本土の米軍基地「撤退」政策』(勁草書房、2020年、猪木正道賞特別賞)、『共振する国際政治学と地域研究―基地、紛争、秩序』(編著、勁草書房、2019年、手島精一記念研究賞)、『基地の政治学―戦後米国の海外基地拡大政策の起源』(白桃書房、2012年、佐伯喜一賞)がある。