ベートーヴェンの生涯と作品 ナポレオン没落

  • 平野 昭(音楽評論家)
講師詳細

  いわゆる「不滅の恋人」との別れのあった1812年に交響曲第7番、第8番を相次いで完成させるが、これ以後作曲姿勢は大きく転換し、管弦楽や室内楽の創作は激減し声楽作品に偏向してゆく。その背景にはヨーロッパ全体を震撼させていた一連のナポレオン戦争に起因する社会情勢の変化も大きく作用していた。今回の講座では1812年ころから1816年ころの作品に焦点を充てながら、19世紀ドイツ・ロマン主義の先駆と言って良い後期様式へと向かう直前のベートーヴェンの音楽をみてみたい。 (講師・記)

講義の順番は未定であるが、取り上げる主要作品は次の8曲を中心に予定している。
1)1812年 祝典劇《アテネの廃墟》《シュテファン王》
2)1813年 《ウェリントンの勝利またはビットリアの戦闘》
3)1814年 歌劇《フィデリオ》決定稿
4)1814年 ウィーン会議のためのカンタータ《栄光の時》
5)1815年 歌曲《希望に寄せて》、カンタータ《静かな海と成功した航海》
6)1816年 連作歌曲《遥かな恋人に寄せて》

<講座の全予定>※変更する可能性がございます。予めご了承ください。
■2020年メモリアルイヤーに向けてベートーヴェンの生涯と作品を2年かけて味わいます。2019年度は人間ベートーヴェン、2020年度は大作曲家(楽聖)ベートーヴェンをテーマに解説。

2019年度 人間ベートーヴェン
春 ハイリゲンシュタットの遺書
夏 傑作の森
秋 不滅の恋人
冬 ウィーン会議とナポレオン没落
2020年度 大作曲家(楽聖)ベートーヴェン
春 ハンマークラヴィーア、ピアノソナタ30番~32番
夏 ディアベリ協奏曲
秋 ミサソレニムスと第九交響曲
冬 弦楽四重奏曲

この講座は終了しました

注意事項

6月より講座を再開します。補講を6/29(月)15時半~行います。再開にあたり、マスク着用、座席の配置など感染予防策を講じてまいります。お客様のご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い致します。(5/18更新)

日程
2020/1/6, 1/20, 2/3, 2/17, 3/2, 6/29
曜日・時間
第1・3・5週 月曜 15:30~17:00
回数
6回
受講料(税込)
会員 19,800円 一般 23,760円
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

平野 昭(ヒラノ アキラ)
1949年横浜生まれ。武蔵野音楽大学大学院修了。静岡文化芸術大学名誉教授、沖縄県立芸術大学客員教授、桐朋学園大学特任教授。前慶應義塾大学文学部教授。18~19世紀の西洋音楽史研究。特にドイツ語圏の作曲家作品研究が専門領域。とりわけベートーヴェンの全作品の分析的研究。『ベートーヴェン』(新潮社)、『人と作品:ベートーヴェン』(音楽之友社)、『音楽キーワード事典』(春秋社)、『ベートーヴェン事典』(東京書籍・共著)、『ベートーヴェン大事典』(平凡社・監修と共訳)等。音楽評論家として放送出演や「毎日新聞」等執筆。