「世界の独在論的存在構造 哲学探究2」を読む

  • 永井 均(日本大学教授)
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長大な哲学の歴史の中でなぜか見逃されてきたことですが、この世界は、客観と対比される主観でもなければ、物と対比された心でもなく、また各人の持つ自我でもない、唯一の〈私〉と、B系列に対するA系列でもなければ、各時点にとってのその時点もない、唯一の〈今〉とを、なぜか含んで(いわばそこからだけ)存在しています。この事実によって、世界というものは本来的に「いびつ」なあり方で存在しています。
拙著『世界の独在論的存在構造 - 哲学探究2』の基本的な問題構成を解説しつつ、そこからさらに考えられること(『哲学探究3』で考えたいこと)を論じていきます。(講師・記)
2018年10月開講。

テキスト:永井均著『世界の独在論的存在構造 - 哲学探究2』(春秋社)

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注意事項

日程が変わりました。ご注意ください。

日程
2019/11/15, 11/29, 12/20
曜日・時間
金曜 19:00~20:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 一般 11,880円
持ち物など
テキスト: 各自ご準備ください。永井均著『世界の独在論的存在構造 - 哲学探究2』(春秋社)

講師詳細

永井 均(ナガイ ヒトシ)
1951年東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得。千葉大学文学部教授を経て、現在、日本大学文理学部教授。専攻は、哲学及び倫理学。主な著書に、『翔太と猫のインサイトの夏休み』(ちくま文庫)、『ウィトゲンシュタイン入門』(ちくま新書)、『<子ども>のための哲学』(講談社現代新書)、『私・今・そして神…開闢の哲学』(講談社現代新書)、『西田幾多郎-<絶対無とは何か>』(日本放送出版会)、『なぜ意識は実在しないのか 双書哲学塾』(岩波書店)、『マンガは哲学する』(岩波書店)、『<私>の哲学を哲学する』(講談社)、『<私>の存在の比類なさ』(講談社)、『倫理とは何か-猫のアインジヒトの挑戦』(筑摩書房)、『ウィトゲンシュタインの誤診―『青色本』を掘り崩す』(ナカニシヤ出版)、『哲学の密かな闘い』と『哲学の賑やかな呟き』(ぷねうま舎)、『哲おじさんと学くん』(日本経済新聞出版社)、『存在と時間 哲学探究1』(文藝春秋)、『世界の独在論的存在構造 哲学探究2』(春秋社)など。