リバタリアニズムとは何か 自由至上主義の系譜

  • 渡辺 靖(慶応義塾大学教授)
講師詳細

政府の力を極限まで排除し、自由の最大化を目指し、自由市場・最小国家・社会的寛容を重んじるリバタリアニズム(自由至上主義)がアメリカ社会、とりわけ若い世代に広がりつつあります。経済的には「保守」、社会的には「リベラル」というその独特な姿勢を含め、日本にとっては最も縁遠い思想と言えます。しかし、財政赤字や少子高齢化の試練が続く日本にあって、すぐに「政府=お上」に頼りがちな私たちにとっても、今後の政治や社会を考える上での選択肢を広げておくことは無益ではないはずです。リバタリアニズム(自由至上主義)の歴史的思想的系譜も踏まえて考えます。(講師・記)

参考図書:『リバタリアニズム』(中公新書)渡辺靖著 ※開講日にも販売いたします。

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日程
2019/7/13
曜日・時間
土曜 13:00~14:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,240円 一般 3,888円

講師詳細

渡辺 靖(ワタナベ ヤスシ)
慶應義塾大学SFC環境情報学部教授(文化人類学、文化政策論、アメリカ研究)。1967年生まれ。90年上智大学外国語学部卒業後、92年ハーバード大学大学院修了、97年Ph.D.(社会人類学)取得。ケンブリッジ大学、オクスフォード大学、ハーバード大学客員研究員を経て、2006年より現職。2005年日本学士院学術奨励賞受賞。著書に『アフター・アメリカ―ボストニアンの軌跡と<文化の政治学>』(慶応義塾大学出版会、2004年、サントリー学芸賞、アメリカ学会清水博賞受賞)、『アメリカン・コミュニティ―国家と個人が交差する場所』(新潮社、2007年)、”The American Family: Across the Class Divide”(Pluto Press & University of Michigan Press,2005)など。2016年9月刊行『熱狂の王 ドナルド・トランプ』で解説。最新刊は『リバタリアニズム』(中公新書)。