禅僧と能楽師の対話 「たましひ」という深淵に触れる

  • 藤田一照師
  • 安田登師
  • 藤田 一照(前曹洞宗国際センター所長)
  • 安田 登(能楽師)
講師詳細

  絵や音楽、そして人からも、「マインドフル」でもなく「ハートフル」でもなく、「ソウルフル」としか言いようのない感動を覚えるときがある。〈たましひ〉のこもった何かが向こうからこちらに伝わってくる。このときいったい何が起きているのだろう。
 〈たましひ〉と〈たましひ〉の触れ合い、響きあい?
 〈たましひ〉をどこかに置き忘れたような生き方を強いられるような現代において、われわれの先人たちが〈たましひ〉という言葉に込めたリアルな情緒を、あらためて味わい直す努力が必要なのではないだろうか?
 〈たましひ〉とはなにかをめぐって、能楽師の安田登と禅僧の藤田一照が、〈たましひ〉の語源、〈たましひ〉と息、現代における〈たましひ〉の喪失と回復、といった諸問題をめぐって、ソウルフルに語り合う。

※パンフレットでは「たましひ」とありますが、正しくは<たましひ>です。

お申し込み
日程
2019/11/6
曜日・時間
水曜 18:30~20:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,740円 一般 4,400円

講師詳細

藤田 一照(フジタ イッショウ)
1954年愛媛県生まれ。東京大学大学院教育学研究科教育心理学専攻博士課程を中途退学し、曹洞宗僧侶となる。1987年よりアメリカ合衆国マサチューセッ ツ州にある禅堂に住持として渡米、近隣の大学や仏教瞑想センターでも禅の講義や坐禅指導を行う。2005年に帰国。2018年3月まで曹洞宗国際センター所長をつとめる。著書に『現代坐禅講義』、『禅僧が教える考えすぎない生き方』など、共著に『生きる稽古 死ぬ稽古』、『退歩のススメ』、『感じて、ゆるす仏教』、『仏教サイコロジー』など、訳書にティク・ナット・ハン『禅への鍵』、『法華経の省察』、キャロライン・ブレイジャー『自己牢獄を超えて』、ラリー・ローゼンバーグ『〈目覚め〉への3つのステップ』などがある。
安田 登(ヤスダ ノボル)
 1956年生まれ。宝生流ワキ方能楽師。鏑木岑男師の謡に衝撃を受け、27歳のときに入門。現在は国内外を問わず多くの舞台を勤めるほか、学校での能の特別授業など、様々な形での能のワークショップを行っている。また、シュメール神話『イナンナの冥界下り』でのヨーロッパ公演、金沢21世紀美術館・島根県民会館開館50周年記念事業での『天守物語(泉鏡花)』上演など、謡・音楽・朗読を融合させた舞台を数多く創作、出演している。著書:『能 650年続いた仕掛けとは』(新潮選書)、『あわいの力 「心の時代」の次を生きる(ミシマ社)』、『異界を旅する能 ワキという存在』『身体能力を高める和の所作』(ちくま文庫)、『身体感覚で「論語」を読みなおす』(新潮文庫)、『疲れない体をつくる「和」の身体作法』(祥伝社)、内田樹氏との共著『変調「日本の古典」談義』(祥伝社)などがある。