邪馬台国への国々をたどる 吉野ケ里遺跡が語るもの
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  • 木下 正史(東京学芸大学名誉教授)
講師詳細

 吉野ケ里遺跡は、伊都国王都の三雲・井原遺跡から背振山地を越えた佐賀平野に位置する。『魏志倭人伝』は、有明海に面した佐賀平野について、ほとんど記載しない。吉野ケ里遺跡の発掘によって、佐賀平野にも「国」が存在したことが明確になった。吉野ケ里遺跡は面積40㌶に及ぶ巨大環濠集落で、柵で囲まれた南内郭、二重柵で囲まれた北内郭、高床倉庫群、墳丘墓などがあり、とくに邪馬台国時代に大きく発展した。北内郭は祭殿と物見櫓を伴う最も重要な一郭であった。南内郭は有力者層の居住区で、柵の所々に物見櫓が設けられた。こうした姿は『魏志倭人伝』が「楼観・城柵を厳かに設け」と記載する卑弥呼の宮室を彷彿とさせる。吉野ケ里遺跡の特徴を整理しつつ、邪馬台国時代の「国」の具体像について考えてみたい(講師記)。

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日程
2022/12/10
曜日・時間
土曜 10:00~12:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 4,400円
教材費(税込)
教材費 110円
設備費(税込)
165円
持ち物など
当日、資料を配布いたします。
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

木下 正史(キノシタ マサシ)
1941年東京都生まれ。東京教育大学卒業。同大学院修士課程修了。日本考古学専攻。奈良国立文化財研究所、東京学芸大学教授を経て、現在、同大学名誉教授。主な著書に『古代日本を発掘する―飛鳥藤原の都―』『飛鳥・藤原の都を掘る』『藤原京』など。