広田弘毅と日中戦争
  • 教室・オンライン同時開催

  • 井上 寿一(学習院大学教授)
講師詳細

 第一回(5/12)今年(2022年)は日中国交正常化50周年です。1972年からの50年間の日中関係は、曲折に満ちた軌跡を描いています。その際の大きな要因は歴史問題、なかでも日中戦争をどう認識するかの問題でした。歴史認識をめぐる問題は、国際問題だけではなく、国内問題でもありました。どちらの観点からも解決にはほど遠い現実があります。 以上のような状況を踏まえて、日中戦争の歴史を再考します。日中戦争は近衛(文麿)内閣の時に起きました。外相は広田弘毅です。そこでここでは広田弘毅の視点から日中戦争が拡大する政治・外交過程の追跡を試みます。
 
 第二回(5/26)敗戦後のいわゆる東京裁判において、広田弘毅は唯一の文官として極刑に処せられました。広田の心情は城山三郎『落日燃ゆ』が活写しています。しかし同書は歴史小説であって、評伝ではありません。残された数少ない史料からわかることは何かを明らかにすることがここでの主な目的です。広田はおそらく有期刑を覚悟していたようです。しかし実際は極刑でした。有期刑と極刑の生死をわけたのは、広田と日中戦争のかかわりをどう評価するのかでした。以上の観点から広田と日中戦争の関係をめぐる東京裁判における議論の展開をふりかえります。   (講師・記)

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日程
2022/5/12, 5/26
曜日・時間
第2週・第4週 木曜 13:30~15:00
回数
2回
受講料(税込)
会員 6,600円 一般 8,800円
設備費(税込)
330円
持ち物など
<参考書>井上寿一著『広田弘毅 常に平和主義者だった』(ミネルヴァ書房):ご希望の方は各自でお求めください。
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

井上 寿一(イノウエ トシカズ)
1956年生。一橋大学社会学部卒業。同大学院法学研究科博士課程、同大学助手を経て学習院大学教授。2014年~2020年3月まで学習院大学学長。博士(法学)。専攻は日本政治外交史。著書に『危機のなかの協調外交―日中戦争に至る対外政策の形成と展開』(山川出版社・吉田茂賞受賞)、『昭和史の逆説』(新潮新書)、『吉田茂と昭和史』『戦前昭和の社会』『第一次世界大戦と日本』『昭和の戦争』『戦争調査会』(講談社現代新書)、『政友会と民政党 - 戦前の二大政党制に何を学ぶか』(中公新書)、『理想だらけの戦時下日本』(ちくま新書)、『日本外交史講義 新版』(岩波テキストブックス)など多数。