数学ワンポイント講座 三角関数

  • 中村 滋(東京海洋大学名誉教授)
講師詳細

 「数学」にはところどころに、大事なのに難しいポイントがあります。そのような分かり難いポイントを1つ取り上げ、何回かの講義で解説するのが ≪数学ワンポイント講座≫ です。※「マクローリン展開」、「無限級数」、「対角線論法」、※「極限のε-δ論法」、「数学的帰納法」、「4次元の世界」、「無限」、※「ベータ関数・ガンマ関数」、※「留数定理」、※「微分方程式」、※「ラプラス変換」、※「フーリエ級数」など,取り上げるべきことはいくらでもあります。皆さんからの要望も取り入れて,数学のワンポイントを順に取り上げ、分かりやすく説明します。(※は講義済)

 ちょうど6年前に始まった ≪数学ワンポイント講座≫ もお陰さまで第13弾を迎えることができました。今回は、「三角関数」を取り上げます。中学校のときに「三角比」として登場し、高校で一般角の「三角関数」に昇格しました。あの サイン、コサイン、タンジェント のことです。古代エジプトでは、ピラミッドの斜面の傾斜を一定にするために、「どれだけ高さが上がるとどれだけ引っ込むか」と考えたようです。こんな昔から原初的な形の「三角比」概念はあったのです。紀元前2世紀のギリシアでは,天文観測の必要性から、円の中心角に対する弦の長さが考えられます。精密な「弦」の表も作られますが、5世紀にはインドで弦を半分にした「半弦」が作られ、これが便利だったので急速に普及します。「三角関数」がきちんと定義されたのは18世紀のことです。こんな長い歴史を持つ「三角関数」を歴史と共にくわしく説明します。(講師・記)

第1、第3木曜日の夜6時半~8時半に、4回シリーズで次のように進める予定です。
1.三角関数の始まりから「半弦」まで
2.「三角比」の完成から「三角関数」へ
3.「三角関数」の確立、複素数との関係
4.たかが「三角関数」、されど「三角関数」

お申し込み

注意事項

・講義で行うチェックテスト等の配布資料の送付方法が変わりました。採点したチェックテスト等の配布資料は、後日、10階受付カウンターにてお渡しします。ご都合のよろしい時にご来社ください。または、メールにて送付いたします。採点には、一か月程度かかる予定です。遅れる可能性もございますので予めご了承ください。氏名と「数学ワンポイント講座受講」とご記入の上、kouzainfo5★asahiculture.comにご連絡ください。(★を@に変えてご送信ください)

日程
2019/10/17, 11/7, 11/21, 12/5
曜日・時間
第1週・第3週 木曜 18:30~20:30
回数
4回
受講料(税込)
会員 13,200円 一般 15,840円

講師詳細

中村 滋(ナカムラ シゲル)
1943 年、戦時下の埼玉県に生まれ東京都で育つ。1967 年、東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。以来46年間、東京商船大学(現東京海洋大学)と学習院大学で数学を教える。東京海洋大学名誉教授。日本フィボナッチ協会副代表。著書は『フィボナッチ数の小宇宙』(日本評論社)、『微分積分学21講』(東京図書)、『数学の花束』(岩波書店)、『円錐曲線』(共立出版)、『円周率』(共立出版)、『数学史』(室井和男との共著、共立出版)、『数学史の小窓』(日本評論社)。