この講座は終了しました
対談 どこまでも行こう
- 教室開催
- 小久保 英一郎(国立天文台教授)
- 石川 直樹(写真家)
冒険とは未知なるものへの好奇心。現物・現場至上主義によって成り立っています。写真や映像ではなく、実物を自分の目でみて、自分の身体で感じること。それには緻密な研究と準備、冷静な判断と行動、そして情熱が必要です。地図に空白がなくなった現代、前人未踏の地を行く冒険や探検は不可能になりつつありますが、わたしたちは心を揺さぶられる何かに向かって旅を続けることはできるでしょう。
世界をフィールドに表現活動を続ける写真家・石川直樹氏がネパールのヒマラヤ、パキスタンのカラコルムについて、理論天文学者の小久保英一郎氏がこれまでの旅から心に残る自然や文化ついて、映像を交えて語り合います。
- 日程
- 2023/1/14
- 曜日・時間
- 土曜 15:30~17:30
- 回数
- 1回
- 受講料(税込)
- 会員 3,740円 一般 4,840円
- 設備費(税込)
- 165円
こんな講座も
講師詳細
- 小久保 英一郎(コクボ エイイチロウ)
- 国立天文台教授。東京大学大学院博士課程修了。主な研究分野は惑星系形成論。理論とシミュレーションで惑星系形成の素過程を明らかにし、多様な惑星系の起源を描き出すことを目指す。著書に『一億個の地球』(共著・岩波書店)、『宇宙と生命の起源―ビッグバンから人類誕生まで』、『宇宙と生命の起源2-素粒子から細胞へ』(共編著・岩波ジュニア新書)、『宇宙の地図』(共著・朝日新聞出版)などがある。趣味はスクーバダイビング、文化財探訪(特に古代遺跡・寺社・祭)など。
- 石川 直樹(イシカワ ナオキ)
- 1977年東京生まれ。写真家。東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。人類学、民俗学などの領域に関心を持ち、辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら、作品を発表し続けている。2008年『NEW DIMENSION』(赤々舎)、『POLAR』(リトルモア)により日本写真協会賞新人賞、講談社出版文化賞。2011年『CORONA』(青土社)により土門拳賞を受賞。2020年『EVEREST』(CCCメディアハウス)、『まれびと』(小学館)により日本写真協会賞作家賞を受賞した。著書に、開高健ノンフィクション賞を受賞した『最後の冒険家』(集英社)、『地上に星座をつくる』(新潮社)ほか多数。主な個展に『JAPONÉSIA』ジャパンハウス サンパウロ、オスカーニーマイヤー美術館(ブラジル/2020-2021)。『この星の光の地図を写す』水戸芸術館、新潟市美術館、市原湖畔美術館、高知県立美術館、北九州市立美術館、東京オペラシティアートギャラリー(2016-2019)。『K2』CHANEL NEXUS HALL(東京/2015)、『ARCHIPELAGO』沖縄県立美術館(沖縄/2010)など。