ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」を読む 小さな罪、大きな罪

  • 金沢 美知子(東京大学名誉教授)
講師詳細

ドストエフスキーは、巧妙に事実を改竄し、自身を粉飾し、他者を欺きながら、そうした自己の行為に対する「罪の意識」に苦しむ人間を繰り返しとりあげました。ドストエフスキー文学における「罪の意識」は『カラマーゾフの兄弟』の「父殺し」のような究極の犯罪だけでなく、自他に対する欺瞞の行為全体をめぐるものでもあります。それでは、この最後の長編小説における大罪とドストエフスキー文学の「罪」はどのような関係にあるのでしょうか。
 本講座では夏の講座を受けて、より深い作品理解をめざしますが、初めての参加も歓迎です。『カラマーゾフの兄弟』を出発点として、新たなドストエフスキーの世界へ踏み出して下さい。(講師記)


各回テーマ
第1回:小さな罪、大きな罪
第2回:ひとは皆、嘘をつく
第3回:『カラマーゾフの兄弟』を推理する


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この講座は終了しました
日程
2019/10/28, 11/25, 12/9
曜日・時間
月曜 10:30~12:00
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

金沢 美知子(カナザワ ミチコ)
東京大学教養学部教養学科卒。同大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。主な仕事に『可愛い料理女、18世紀ロシア小説集』(彩流社)、『ロシア語Ⅰ』(放送大学)、『ロシア文学』(共著、放送大学)、『18世紀ロシア文学の諸相』(編著、水声社)等。専門は18、19世紀のロシア文学・文化。