古墳はどこにつくられたのか オンライン講座
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  • 広瀬 和雄(国立歴史民俗博物館名誉教授)
講師詳細

 「首長が支配した生活・生産域を見下ろす高所に古墳はつくられた。民衆はそれを仰ぎ見た」が通説化している。しかし、それでは解釈できない事例が目立つ。ひとつは、海浜型前方後円墳のように陸・海・河川交通の要衝に築かれたケースで、その周辺には耕地は拡がっていない。いまひとつは、複数の首長が一箇の共同墓域に結集して、首長層の政治的結びつきを見せる場合で、幾人かの首長はみずからの支配領域から離れて造墓している。そもそも、前方後円墳はただの墓ではない。共通性と階層性を見せる政治的墳墓で、そこには中央政権の政治意志が働く。したがって、それに適した場所につくられる。いくつかの事例を検討しながら、前方後円墳の本質に迫ってみよう、というのが講義の目的である。(講師・記)

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日程
2021/11/17, 12/16
曜日・時間
水曜 15:30~17:00
回数
2回
受講料(税込)
会員 6,600円 一般 8,800円
設備費(税込)
330円
その他
※1回目は水曜日、2回目は木曜日です。ご注意ください。
※教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

広瀬 和雄(ヒロセ カズオ)
1947年京都府生まれ。同志社大学卒業。日本考古学専攻(弥生・古墳時代の政治構造の研究)。文学博士(大阪大学)。大阪府教育委員会や大阪府立弥生文化博物館での勤務、奈良女子大学大学院教授、国立歴史民俗博物館教授を経て現職。主な著書に『古墳時代政治構造の研究』(塙書房、2007年)、『日本考古学の通説を疑う』(洋泉社新書、2003年)、『前方後円墳国家』(角川選書、2003年)、『前方後円墳の世界』(岩波新書、2010 年)、『カミ観念と古代国家』(角川叢書、2010年)など。共編著に『季刊 考古学 117号』(雄山閣、2011年)、『古墳時代〈上〉〈下〉』(青木書店、2011年)、『前方後円墳とはなにか』(中公叢書、2019年)など。