オースティン「マンスフィールド・パーク」を読む
  • 教室開催

  • 中野康司さん
  • 中野 康司(元青山学院大学教授)
講師詳細

 オースティンは、楽しい笑いに満ちた『高慢と偏見』が大ブレークしたあと、一転して、「道徳的すぎる」とも言われる『マンスフィールド・パーク』を発表しました。「オースティンは一体どうしたの?」という声も上がりました。しかし本作は、オースティンがどうしても描きたかった主題を扱っています。「摂政時代1811-22」のロンドンの、「不道徳で享楽的な風潮」に対する抗議が込められた問題作です。20数回の予定です。(講師・記)

・2021年1月開講。途中からの受講も歓迎です。

この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。

お申し込み
日程
2023/7/14, 8/4, 9/29
曜日・時間
金曜 13:00~14:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 
設備費(税込)
495円
持ち物など
〈テキスト〉『マンスフィールド・パーク』(中野康司訳・ちくま文庫)を読了していることを前提とし、授業では原文引用を添えたプリントと図画資料を毎回配布します。さらに深めたい方は、Jane Austen,Mansfield Park(Penguin Classics)を各自お求めください。
その他
・12時45分頃から英語(原文)の解説を教室で行っています。(聴講は任意です)
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

中野 康司(ナカノ コウジ)
1946年生まれ。東京都立大学教授を経て、元青山学院大学教授。東京外国語大学(ヒンディー語専攻)卒業。東京都立大学大学院(英文学専攻)博士課程中途退学。著書:『ジェイン・オースティンの言葉』(ちくま文庫)。編著:週刊朝日百科「世界の文学」66号。翻訳書:オースティン『高慢と偏見』『分別と多感』『ノーサンガー・アビー』『マンスフィールド・パーク』『エマ』『説得』、カレン・ジョイ・ファウラー『ジェイン・オースティンの読書会』(ちくま文庫)、J・E・オースティン=リー『ジェイン・オースティンの思い出』、フォースター『小説の諸相』(みすず書房)、『天使も踏むを恐れるところ』(白水社)、『アレクサンドリア』(ちくま学芸文庫)、ストレイチー『てのひらの肖像画』『ヴィクトリア朝偉人伝』(みすず書房)、など。