DNAが解明する日本人の起源

  • ゲノム情報から復顔された礼文島の縄文女性 提供:国立科学博物館
  • 篠田謙一氏
  • 篠田 謙一(国立科学博物館副館長)
講師詳細

 現在では、DNAの情報に基づいた人類の起源や拡散についての研究が世界の各地で行われ、地域集団の成立に関する新たなシナリオが提示されるようになっています。遺伝子の解析は、従来の化石の研究とは全く異なる手法で、人類の起源と拡散、あるいは地域集団同士の近縁関係などを明らかにしつつあります。日本人の起源についても、DNA研究は従来の縄文人の世界に渡来人がやって来て、混血して現代の日本人が成立したという、いわゆる「二重構造モデル」では説明できない、複雑なシナリオを提示しています。今回の講座では、この最新のDNA人類学が明らかにした日本人の成り立ちについて解説します。 (講師・記)

※篠田謙一著『新版 日本人になった祖先たち―DNAが解明する多元的構造』(NHKブックス )出版記念講座です。

残席わずか
日程
2019/10/26
曜日・時間
土曜 13:00~14:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 3,960円
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

篠田 謙一(シノダ ケンイチ)
1955年、静岡県生まれ。京都大学理学部卒 医学博士。佐賀医科大学助教授を経て、現在、国立科学博物館副館長兼人類研究部長。専門は分子人類学。日本や世界の各地で古代人の人骨に残るDNAを分析して、人類の起源と拡散、南米先住民の起源や日本人の成立をテーマとした研究を続けている。著書に『日本人になった祖先たち(NHK出版)』他多数。