二重言語の光と影 「思考停止する日本語」に要注意

  • 加賀野井 秀一(中央大学教授)
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 日本語は「膠着語」という型に分類されますが、4世紀ごろ、まったく違った性質を持つシナ・チベット語族の中国語を表記法に取り入れました。そこから、世界の他の言語には見られない不思議な運命を辿ります。おかげで、見事な表現力を身につけますが、その反面、いつの間にか「思考停止」してしまって、物事を深くきわめない癖もついてしまいました。それを知り、そこから逃れ、「思考を活性化する」日本語を身につけるためには、どうすればいいのか、「哲学」「文学」「日本語教授法」等を学ぶ方々には、ぜひ参加して、これに気づいていただきたいと思います。
(講師・記)

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注意事項

・オンラインの可能性もあり。

日程
2021/5/26
曜日・時間
水曜 13:00~14:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 4,400円
設備費(税込)
165円
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

加賀野井 秀一(カガノイ シュウイチ)
1950年高知市生まれ。中央大学文学部仏文科卒業。同大学院、パリ大学大学院で学ぶ。現在、中央大学理工学部教授。専攻はフランス現代思想、哲学、言語 学、メディア論。著書に『メルロ=ポンティ―触発する思想』(白水社)、『メルロ=ポンティと言語』(世界書院)、『20世紀言語学入門』(講談社現代新 書)、『日本語は進化する』(NHKブックス)、『知の教科書ソシュール』(講談社選書メチエ)、『日本語を叱る』(ちくま新書)、『猟奇博物館へようこ そ―西洋近代知の暗部をめぐる旅』(白水社)など。訳書に、メルロ=ポンティ『知覚の本性』『「幾何学の起源」講義』(共に法政大出版)、ルピション『極 限への航海』(岩波書店)、ミシュレ『海』(藤原書店)、ドゥルーズ『哲学の教科書』(河出文庫)など。他に、メルロ=ポンティ哲学者事典(全4巻、白水社)など。