芭蕉の生涯と作品 もっとも長い手紙
  • 教室開催

  • 谷地 快一(東洋大学名誉教授)
講師詳細

 俳句の歴史とは、つまるところ、松尾芭蕉をどのように理解してきたかを学ぶことです。しかし、著名な俳句と紀行文『おくのほそ道』に接することはあっても、それ以外の作品に触れる機会は、なかなか得られないでしょう。そこで、この講座では代表的な作品を視野に入れつつも、それ以外の作品を、芭蕉の生涯に沿ってゆたかに拾い集めます。彼が一代で築きあげた蕉風俳諧の全体像をつかみましょう。すなわち、流行の先端を走っていた若き俳諧宗匠の時代から、謎の江東深川隠栖時代を経て、旅の詩人として没するまで、主要な発句や連句・俳文、さらに手紙や遺書を含めて解説します。今期は全三回のすべてを使って江戸日本橋橘町の仮寓から京都の門人去来に宛てた手紙を読みます。すべてを使うのは芭蕉の手紙としては最も長い、全長四メートルに及ぶものだからです。そこから、当時の芭蕉と門人が抱えていた諸問題や江戸俳壇批判などが浮き彫りになることでしょう。(講師・記)

第1回  7月19日 史邦の不祥事を中心に
第2回  8月30日 俳壇への批判を中心に
第3回  9月20日 江戸の門人と第三次芭蕉庵

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お申し込み
日程
2022/7/19, 8/30, 9/20
曜日・時間
火曜 10:30~12:00
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 
設備費(税込)
495円
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

谷地 快一(タニチ ヨシカズ)
1948年北海道生まれ。東洋大学名誉教授。博士(文学)。俳号、海紅。俳人協会会員、日本エッセイスト・クラブ会員。著書に『与謝蕪村の俳景―太祇を軸として』(新典社)、共編著に『芭蕉・蕪村発句総索引』(角川書店)、 江戸人物読本『与謝蕪村』(ぺりかん社)、『俳句教養講座』全3巻(角川学芸出版)など。芭蕉会議〈http://www.basho.jp〉を主宰し、句集に『九十九句』。