「新古今和歌集」三十講 全講読をめざして
  • 教室開催

  • 中川 博夫(鶴見大学教授)
講師詳細

 詩が言語の精髄であれば、やまとことばの精髄が和歌です。主上から臣下・女房・僧侶に到るまで、四季の移ろい、恋の悩み、老いの歎きを和歌の詞に託し、和歌を通して心を見つめてきました。その集成である勅撰和歌集は、先人の遺産などではなく、現在に生きる私たちの心の糧、言葉の資源、文化の底荷です。  その最高峰と言ってよい『新古今和歌集』を読みます。それは、日本人の情調の濃やかさと言葉の鋭敏さ、それらに支えられた文化の豊かさを実感することに他なりません。本講座では、『新古今和歌集』の歌を、1回につき7首程度のペースで講読します。一首一首を丁寧に読み込みながら、歌の並び方(配列)の妙味も味わい、他の作品との関わりや各歌人の人物像やエピソードなどにも触れたいと思います。毎期6回を5期続けて30回を一つの区切りとしますが、全1978首の読破を目指します。(講師・記)

10月11日 比良の高嶺に霰降るなり―冬歌 652~659
10月25日 さ筵の夜半の衣手さえさえて―同 660~666
11月8日  駒駐めて袖打ち払ふ陰もなし―同 667~674
11月22日 富士の高嶺に雪は降りつつ―同 675~682
12月13日 この頃は花も紅葉も枝になし―同 683~690
12月27日 見し世にも似ぬ年の暮かな―同 691~698

◆どの回からでも途中受講のお申し込みが可能です。

<テキスト>
「新古今和歌集」(岩波文庫)もしくはお手持ちのものを各自ご用意ください。
本文と資料はご用意しますので、無くてもけっこうです。

この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。

お申し込み
日程
2021/10/11, 10/25, 11/8, 11/22, 12/13, 12/27
曜日・時間
第2週・第4週 月曜 10:30~12:00
回数
6回
受講料(税込)
会員 19,800円 
設備費(税込)
990円
持ち物など
<テキスト>
「新古今和歌集」(岩波文庫)もしくはお手持ちのものを各自ご用意ください。
2021年10月期:比良の高嶺に霰降るなり 同 652~659
本文と資料はご用意しますので、無くてもけっこうです。
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

中川 博夫(ナカガワ ヒロオ)
1956年東京生まれ。慶応義塾大学文学部卒業。同大学院文学研究科修了。博士(文学)。徳島大学助教授を経て現職。90年、第18回日本古典文学会賞受賞。著書には、『新勅撰和歌集』(明治書院)、『大弐高遠集注釈』(貴重本刊行会)、『瓊玉和歌集新注』(青簡舎)など。