世界史の読み方 マルクスの視点か 西欧と東洋 近代化を巡って

  • 的場 昭弘(神奈川大学教授)
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 世界史に普遍的歴史などというものがあるのでしょうか。ある時代、たとえば19世紀、西欧の歴史家の多くが、西洋の歴史こそ世界史の先頭を走る、普遍的歴史だと、自信をもって考えていたことは確かです。しかしそうした場合、世界史とは何かという問いかけが必要です。なるほど、人々の物的生産を発展として考えれば、産業革命を行った西洋がもっとも発展した物的生産過程をもっていると考えられるので、世界史の先頭だと考えたのも頷けます。そこに世界史に巻き込まれた多くの地域が、争って近代化(西洋化)を歴史の必然的過程だと考えた理由があります。今回は、19世紀における西洋と東洋との対比という点からこの問題にせまってみます。(講師・記)

〈スケジュール〉
第1回 西欧文明と普遍史、普遍史としての西欧文明、啓蒙時代から19世紀
第2回 オスマン帝国とムガール帝国、オリエント問題、文明と野蛮との衝突、1848年革命の反動、クリミア戦争、イギリスのインド支配 
第3回 中国文明、アジア的生産様式、アヘン戦争とアジアの植民地化

受付一時中止

注意事項

【教室変更】5月11日は3号→18号に変更しました。

日程
2020/4/20, 5/11, 6/1
曜日・時間
第1週 月曜 19:00~20:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 一般 13,200円
持ち物など
・資料を配布いたします。
〈参考書〉的場昭弘 『学生に語る 資本主義の200年』祥伝社新書、2014年 各自お求めください。
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

的場 昭弘(マトバ アキヒロ)
1952年宮崎市生まれ。慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了、経済学博士。現在、神奈川大学経済学部教授。著作に『ネオ共産主義論』『マルクスだったらこう考える』(ともに光文社新書)、『マルクスを再読する』(五月書房)、『未完のマルクス』(平凡社)『超訳「資本論」』全3巻(祥伝新書)『新訳「共産党宣言」』(作品社)『一週間de資本論』(NHK出版)『国家の危機』(共著、ベストセラーズ)など著訳書多数。