考古学で探る古代の大豪族 古代史の主役・藤原氏の実像

  • 木下 正史(東京学芸大学名誉教授)
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 ヤマト王権を支え、時に対抗した畿内大豪族の葛城氏・蘇我氏・藤原氏などを取り上げ、関連する遺跡・古墳など考古学の成果を軸に、大豪族の盛衰や諸豪族が果たした古代史上の意義について連続講座で考えます。
 第二回目の今回は、 中大兄皇子に味方してク-デタ-を成功させ、いわゆる「大化改新」の政治改革や政治体制の整備などなど重要な役割を果たした中臣鎌足。天智天皇は、669年、鎌足の死に臨んでその功績によって藤原姓を賜い、その子孫は藤原姓を名のるようになる。鎌足の子の藤原不比等は律令国家「日本国」を作り上げていく過程で枢要な役割を果たしたし、聖武天皇の光明皇后は不比等の娘である。その後も、藤原氏は天皇家と一体化した摂関時代、そして中世以降も権力の中枢の地位を占め続けた。鎌足生誕の飛鳥大原、不比等の藤原京の城東第、鎌足墓と見られる阿武山古墳、鎌足・不比等建立の厩坂寺・山階寺(興福寺)、さらに鎌足が活躍した難波宮と近江大津宮、不比等が権力を成長させた藤原宮と、遷都と造営を主導した平城宮など関連する諸遺跡を取り上げながら、成立期の藤原氏はどのように権力を伸張させたのか、どのような功績をあげたのか、その古代史上の意義などについて考える。 (講師記)

この講座は終了しました
日程
2019/9/8
曜日・時間
日曜 12:30~16:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 6,480円 一般 7,776円
教材費(税込)
教材費 216円
その他
・途中に15分程度休憩があります。
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

木下 正史(キノシタ マサシ)
1941年東京都生まれ。東京教育大学卒業。同大学院修士課程修了。日本考古学専攻。奈良国立文化財研究所、東京学芸大学教授を経て、現在、同大学名誉教授。主な著書に『古代日本を発掘する―飛鳥藤原の都―』『飛鳥・藤原の都を掘る』『藤原京』など。