地震と活断層

  • 山崎 晴雄(首都大学東京名誉教授)
講師詳細

 活断層は大地震を引き起こすので、危険な存在であることは確かである。そのため、多くの人が活断層の存在に恐怖を感じている。だが、それは、多くの人が活断層の実態を知らないまま、危険だと思い込んでいるからではないだろうか。恐れるだけでは安全・安心は得られない。それを構築していくためには、活断層や地震などの自然現象について、幅広い知識を得て理解を深めていく必要がある。活断層は我々の生活の場である平野や盆地の形成に深く関連しており、日々の生活とは切り離せないものである。その実態を知って適切な共生の道を探ることが、安全・安心な社会の構築に必要なことである。東日本大震災から10年の節目となるこの折に、地震と活断層について一層の理解を深めるために、全4回で講義を行う。(講師・記)

<1月期>
第1回 活断層が引き起こした大地震と日本の地震災害。地震災害の事例と社会への影響を解説する。
第2回 プレート境界巨大地震と活断層の関係。活断層はどんなときに活動するのか。過去の地震事例から検討する。

<4月期>
第3回 活断層が造る日本の平野。私たちが活断層から受ける厄災と恩恵。活断層から多くの恩恵も受けている。
第4回 日本の活断層 ― その特徴と地質学的な意義 ― 。どうして日本にはたくさんの活断層が存在するのだろうか。活断層の起源。

お申し込み
日程
2021/4/3, 5/1
曜日・時間
土曜 13:00~14:30
回数
2回
受講料(税込)
会員 6,600円 一般 8,800円
設備費(税込)
330円
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

山崎 晴雄(ヤマザキ ハルオ)
1951年東京都調布市生まれ。東京都立大学大学院理学研究科修士課程地理学専攻修了。理学博士。専門は地震地質学、第四紀学、地形学。1976~93年通産省工業技術院地質調査所において全国の活断層を調査。93~2016年東京都立大学理学部地理学科(現首都大学東京)。2016年4月~首都大学東京名誉教授。地層に記された過去の地震、地殻変動や古環境の記録から、将来の環境変化を予測する研究を行って来た。政府の地震調査委員会委員、原子力安全委員会専門委員、総合資源エネルギー調査会臨時委員等を歴任。(株)ダイヤコンサルタント顧問。