社会・統治の歴史と思想

  • 堀内 進之介(政治社会学者)
講師詳細

 「社会」として経験しうるものや、それとして観念されてきたものが、かつてとは大きく異なるという声や、あるいは「社会」そのものが成り立たなくなってきたという声も聞かれる。そこで、このシリーズでは、改めて「社会」について考えてみたい。
 しかし、このシリーズでは、「社会」を国家との関係で位置づけたり、境界のある全体として見なしたり、あるいは、マルクスやヴェーバーのように経済的な力を社会の形状を決める究極的な決定因と見なす議論は扱わない。むしろ、そのような議論を批判する現代の論者たち――アーネスト・ゲルナーやジョン・A・ホール、アンソニー・ギデンズ、マイケル・マンといった歴史(社会)学者たち――が主導した見方、すなわちヒトとモノの領域を組織し、統制する複合的な諸力(政治的、経済的、文化的、軍事的な力)が歴史的にどのように発展していったのか、この観点から「社会」の歴史と理論を概説したい。
 第一シリーズでは、シリーズ全体の歴史・理論的な見通しと、 ヒトとモノの領域を「あえて」組織・統制しなかった先史時代が、どのように変わっていったかを概観する。これを通じて、社会の階層化や国家は、先史時代の社会構造が発展(進化)してきたものだという考えを基礎に、それに順応する必要があるという議論(ホッブズ・ロック)、それを転覆せねばならぬという議論(ルソー、マルクス)の、両方が退けられる。 (講師・記)

〈注意事項〉
・本講座はオンラインセミナーアプリ「Zoom」ミーティングを使ったオンライン講座です。簡単にダウンロードでき、パソコンやタブレット、スマートフォンで配信を見ることができます。受講者のお名前や映像・音声がクラス内で共有されます。予めご了承ください。
・オンライン講座の申し込みはWEB決済のみで承ります(開講日の3日前まで)。なお、定員になり次第受付は締め切らせていただきます。キャンセルは開講日の4日前まで承ります(手数料550円)。キャンセルの場合はasaculonline@asahiculture.com までご連絡ください。その後のキャンセルはできませんのであらかじめご了承ください。
・開講日の1~2日前に受講者の皆様に講座視聴URLとパスワード、および受講のご案内をメールでお知らせいたします。弊社からのメールが届かない事案が発生しておりますため、モバイルメールアドレス(docomo、au、SoftBank、Y!mobileなど)はなるべく使用しないようお願い申し上げます。メールが届かない場合は asaculonline@asahiculture.com までお問合せください。
・Zoomのソフトウェアを必ず最新版にアップデートの上ご覧ください。
・ネット環境による切断やその他アプリの障害が起きた場合には、当社は責任を負いかねます。 またやむを得ない事情により実施できなかった場合は、受講料の全額をお返しいたします。
・第三者との講座URLの共有や貸与、SNSを含む他の媒体への転載、また、講座で配布した教材を受講目的以外で使用することは著作権の侵害になりますので、固くお断りいたします。

この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。

この講座は終了しました

注意事項

・新型コロナウイルスの感染拡大状況を鑑み本講座は6/8(月)20時から、zoomを使用したオンライン講座として行います。当初の予定より時間が1時間遅くなりましたのでご注意ください。講座の数日前に皆様にメールにてURLとパスワードをお知らせいたします。(4月24日更新)

日程
2020/6/8, 6/22, 7/13
曜日・時間
第2・4 月曜 20:00~21:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

堀内 進之介(ホリウチ シンノスケ)
1977年生まれ。博士(社会学)。Screenless Media Lab. 所長、首都大学東京客員研究員。現代位相研究所・首席研究員ほか。NHKマイあさラジオ今週のオピニオンコメンテーター。専門は、政治社会学・批判的社会理論。単著に『人工知能時代を〈善く生きる〉技術』(集英社新書、2018年)、『感情で釣られる人々』(集英社新書、2016年)、『知と情意の政治学』(教育評論社)、共著に『人生を危険にさらせ!』(幻冬舎)、『悪という希望‐「生そのもの」のための政治社会学』(教育評論社)、『統治・自律・民主主義‐パターナリズムの政治社会学』(NTT出版)ほか多数。翻訳書に『アメコミヒーローの倫理学』(パルコ出版、2019年)、『魂を統治する』(以文社、2016)がある。