入門・日本の哲学 京都学派と戦争

  • 田中 久文(日本女子大学教授)
講師詳細

 天皇の代替わりを期に、もう一度近代という時代を見直そうとする動きが始まっている。
 ふり返ってみれば、日本の過去の哲学者たちもまた、激動する時代と格闘している。特に戦前の昭和期は、今日と同様に大きな動乱の時代であった。そうしたなかで、彼らは戦争とは何か、天皇制とは何か、について深く思索し、そこから結果として多くの独創的な哲学を生み出すことにもなった。
 今回は、昭和の時代の変化を追いかけながら、そのなかで日本の哲学者たちがどのように歴史に立ち向かい、新たな思索を生み出していったかを浮き彫りにしていきたい。

1.7/5 世界恐慌と「不安」の時代 三木清の「東亜共同体論」
2.8/2 日米開戦と戦争の意味 西田幾多郎らと「大東亜共栄圏」
3.9/6 敗戦をむかえて      田辺元、和辻哲郎の天皇制への思い

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日程
2019/7/5, 8/2, 9/6
曜日・時間
金曜 10:30~12:00
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,720円 一般 11,664円
持ち物など
教室でプリントを配布します。
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

田中 久文(タナカ キュウブン)
1952年生まれ。76年東京大学文学部倫理学科卒業、83年同大学人文科学研究科倫理学専攻博士課程修了。早稲田大学講師。NHKラジオ講座「倫理」講師。専攻は倫理学、日本思想史。1993年第1回中村元賞受賞。著書に『九鬼周造』(ぺりかん社)、『日本の「哲学」を読み解く』(ちくま新書)、『丸山眞男をよみなおす』(講談社選書メチエ)、『日本美を哲学する あはれ・幽玄・さび・いき』(青土社)、編著に『甦る和辻哲郎』(ナカニシヤ出版)『九鬼周造エッセンス』(こぶし書房)など。