邪馬台国への国々をたどる 末盧国と伊都国
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  • 木下 正史(東京学芸大学名誉教授)
講師詳細

  末盧国は一支国から海を千余里渡った所にあり、四千余戸があった。末盧国の中心は佐賀県の唐津平野である。桜馬場遺跡や中原遺跡では2世紀の甕棺墓、3世紀の方形周溝墓など末盧国王墓が発見されており、後漢鏡や素環頭鉄刀など漢式遺物が副葬されている。末盧国から東南へ500里で伊都国に至った。『魏志倭人伝』は、邪馬台国に次ぐ多くの文字数で伊都国について記載する。伊都国には代々王がおり、また、卑弥呼が派遣した一大率が常駐し、魏との外交や諸国の検察にあたるなど、伊都国は邪馬台国連合にとって特に重要な国であった。三雲・井原遺跡では王都と王墓の解明が進み、前1世紀から後3世紀に重要な役割を果たした伊都国の実像が蘇りつつある。洛浪土器や漢式硯など外交に関わる遺物の出土も際立つ。これら諸遺跡の実像と特色を探りつつ、伊都国と末盧国が担った外交・交易の実態などについて考える(講師記)。(講師記)。

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日程
2022/8/27
曜日・時間
土曜 10:30~14:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 6,600円 一般 8,800円
教材費(税込)
教材費 220円
設備費(税込)
165円
持ち物など
当日、資料を配布いたします。
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

木下 正史(キノシタ マサシ)
1941年東京都生まれ。東京教育大学卒業。同大学院修士課程修了。日本考古学専攻。奈良国立文化財研究所、東京学芸大学教授を経て、現在、同大学名誉教授。主な著書に『古代日本を発掘する―飛鳥藤原の都―』『飛鳥・藤原の都を掘る』『藤原京』など。