古琉球への探求

  • 村井 章介(東京大学名誉教授)
講師詳細

 「古琉球」とは、「沖縄学の父」伊波普猷(いはふゆう)が作ったことばで、1609年の島津氏による征服以前の琉球をさす。 この時代の琉球は、蝦夷地とともに、日本(ヤマト)の国家領域外にあった。その社会、その歴史は、何たっておもしろい。 日本列島最西端の「辺境・離島」に、かくも能動的に世界に開かれた場所があった。 「普通の日本史」ではまず目にしない、多領域で、個性的で、ちょっとむずかしい資料を読み解いていくと、どんな視野が開けてくるだろうか? (講師・記)

〈スケジュール〉
第1回 10/06 『隋書』の流求国は沖縄である:食人国言説をめぐって
第2回 11/03 「海洋アジア」の中心:冊封体制下の国家形成
第3回 12/01 琉球中心の国際秩序へ:中世ヤマトとの関係

〈今後のスケジュール〉
第4回  朝鮮史料の語る古琉球社会:6つの陳述
第5回 「女の領域」をさぐる:諸資料のハーモニー
第6回  王国は滅びたのか:近世琉球への展望

〈参考書〉『古琉球 海洋アジアの輝ける王国』 (角川選書)

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注意事項

・時間の記載に誤りがありました。10時半~12時までの1時間半の講座です。(9/27)

日程
2020/10/6, 11/3, 12/1
曜日・時間
火曜 10:30~12:00
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 一般 13,200円
その他
・教室を変更することがありますす。10階掲示板でご確認ください。

講師詳細

村井 章介(ムライ ショウスケ)
1949年、大阪生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。東京大学史料編纂所、同大学大学院人文社会系研究科教授を経て、立正大学文学部教授を歴任。文学博士。東京大学名誉教授。倭寇・貿易・海運・港町・漢詩・対外意識・政治思想などを扱いながら、日本列島周辺の9~17世紀を、できるだけ広い<地域史>や<世界史>の文脈のなかで読み替えようと試みている。著書『日本中世境界史論』(岩波書店)、『日本中世の異文化接触』(東京大学出版会)、『海から見た戦国日本』(ちくま学芸文庫)ほか。 新著に『古琉球 海洋アジアの輝ける王国』(角川選書)がある。