モーリス・ラヴェル「クープランの墓」
  • 教室開催

  • 小鍛冶 邦隆(東京芸術大学教授)
  • 中井 正子(ピアニスト)
講師詳細

《クープランの墓》は、第一次世界大戦で戦死した知人たちに捧げた組曲です。
フランス・バロック時代には「墓」(トンボ―)という、特定の死者を悼む楽曲が作られていました。ラヴェルはそうした伝統に従い、バロックの鍵盤組曲を模した6曲の小品それぞれが知人たちに捧げられています。またクープランはフランス・バロックを代表する作曲家ですので、この組曲はフランスの鍵盤音楽の偉大な伝統への捧げものでもあります。組曲の小品それぞれは、ラヴェルらしい繊細で人工的な魅力に満ちていますが、同時に故人を追悼する暖かい人間性に満ちた音楽です。レクチャーコンサートでは、作品の人工的で巧妙な工夫を解き明かしながら、その背後の人間的な感情の温かさを実感できるでしょう。コンサートや音源で聞きなれた、いかにも演奏映えするこの音楽とは少し違った角度から、《クープランの墓》を知ることが出来るはずです。

*当講座は小鍛冶邦隆先生による「ラヴェル ピアノ全作品解説」に組み込まれたレクチャーコンサートで、単体でのご受講が可能です。
「ラヴェル ピアノ全作品解説」講座のご案内(URL)はこちら⇓
https://www.asahiculture.jp/course/shinjuku/2eceb7ef-e1a7-211d-23f5-60d42b7e216c




この講座は終了しました
日程
2021/10/22
曜日・時間
金曜 10:30~12:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,553円 一般 4,653円
設備費(税込)
165円
持ち物など
楽譜をお持ちの方はご用意ください。(教室での楽譜配布はありません)推奨版:推奨楽譜:ラヴェルシリーズ(中井正子校訂実用版)ハンナ社刊、1亡き王女のためにパヴァ―ヌ、水の戯れ、2ソナチネ,
3鏡、4クープランの墓、5小品集
その他
・この講座の受講料には音楽使用料が含まれています。

講師詳細

小鍛冶 邦隆(コカジ クニタカ)
東京芸術大学音楽学部作曲科卒業。同大学院作曲科を経てパリ国立高等音楽院作曲科でメシアン他、およびウィーン国立音楽大学指揮科でスィトナーに学ぶ。クセナキス国際作曲コンクール(パリ)第一位、東京現代音楽アンサンブルCOmeTのディレクター・指揮者として第3回佐治敬三賞(室内オーケストラの領域Ⅲ)受賞他。著書に「作曲の技法 バッハからウェーベルンまで」(音楽之友社)、「作曲の思想 音楽・知のメモリア」(アルテスパブリッシング)他、翻訳書「ケルビー二 対位法とフーガ講座」(アルテスパブリッシング)、共著「バッバ様式によるコラール技法」(音楽之友社)、CDに「ドゥブル・レゾナンス 小鍛冶邦隆作品集」「銀色夏生の詩によるマドリガルⅠ-Ⅵ」(ALM records)。現在東京芸術大学作曲科教授。
中井 正子(ナカイ マサコ)
東京藝術大学附属高校在学中、パリ国立高等音楽院に留学。ピアノ科を審査員全員一致の1等賞首席で卒業。第3課程研究科に入学、1980年ジュネーヴ国際音楽コンクール第3位銀賞、1981年ロン・ティボー国際音楽コンクールのフランス音楽特別賞他を受賞。ドビュッシーピアノ作品全曲演奏、ラヴェルピアノ作品全曲演奏、ショパンシリーズ、シューマンシリーズ等、国内外でのリサイタルを始めオーケストラと共演等多数の演奏活動を行う傍ら東京藝術大学ピアノ科では20年以上後進の指導にもあたってきた。CDはドビュッシー全集、ラヴェル全集、ショパン、シューマン、バッハ、モーツァルト、シューベルトの12枚、校訂楽譜はドビュッシー全集をはじめ19冊、書籍は「ドビュッシーピアノ全作品演奏ハンドブック」等3冊出版。
中井正子ホームページ http://park10.wakwak.com/~nakaimasako/
「中井正子&ラ・ミューズの会」https://lamusenokai.wixsite.com/nakaimasakolamuse