ゲーテ「ファウスト」と近代科学

  • ケルスティング『研究室のファウスト』(1829年作)
  • 高橋 輝暁(立教大学名誉教授)
講師詳細

 18世紀後半から19世紀にかけての「ゲーテ時代」に確立してゆく近代科学は、自己の真理基準に合わない知を「迷信」として排除する点で、極めて排他的です。それは、他文化を排除する近代の西洋中心主義とも軌を一にします。ゲーテの「ファウスト」の近代科学批判は、西洋近代を継承する現代の科学的世界観とそれに基づく近代的文化の独断をも暴きます。近代ドイツ文学を代表するこの名作から、多文化共生が求められる21世紀の私たちへのメッセージを読み取ってみましょう。(講師・記)

お申し込み
日程
2019/12/6, 12/20
曜日・時間
金曜 13:30~15:00
回数
2回
受講料(税込)
会員 6,600円 一般 7,920円
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

高橋 輝暁(タカハシ テルアキ)
1947年生まれ。学習院大学大学院修士課程修了。東京大学助教授、立教大学教授を経て、立教大学名誉教授・立教セカンドステージ大学講師。文学博士(ヒルデスハイム大学)。専門はドイツ文学・哲学、日独比較対照文化学、教養論など。日本独文学会会長、日本ゲーテ協会副会長など歴任して、現在は日本ヘルダー学会会長。ドイツほか海外の学術誌の顧問を努め、国内外で著書や論文を多数執筆。最新刊『人間形成としての教養』(春風社)