ヤマト王権の列島支配
  • 教室・オンライン同時開催

  • 森田 喜久男(淑徳大学教授)
講師詳細

 ヤマト王権は、どのようにして国土を統一していったのか。そのプロセスは謎に満ちています。この点について『古事記』や『日本書紀』では、崇神天皇の治世に北陸や東海、丹波、吉備へと将軍を派遣し、諸国を平定したと書かれています。これについてもそこからただちに史実を導き出すことはできません。
 ただ、埼玉県の稲荷山古墳出土の鉄剣に崇神朝に北陸に派遣された将軍オオビコの名前が記されていることも無視できない事実です。そこで、今回の講座では、崇神天皇の治世に平定の対象となった3つの地域、北陸・東海・山陰の各地方が実際はヤマト王権とどのような関わり方をしていたのか、どの段階で支配下に置かれたのか、こういった点について検討してみたいと思います。この講座を通して、ヤマト王権の列島支配の実態を具体的に浮かび上がらせることを目指します。(講師・記)


【カリキュラム】
第1回 ヤマト王権とコシ
 ヤマト王権が北陸へ進出した時期は、以外に早く古墳時代前期には日本海側を通って会津若松あたりまで進んでいたことが指摘されています。そのルートをさぐっていくと、今日の北陸新幹線とは異なるルートが浮かび上がってきます。それは能登半島を縦断し、香島津と呼ばれた石川県七尾市から新潟へと向かう海の道でした。

第2回 ヤマト王権とアヅマ
 ヤマト王権の東国進出を考えていく上で、『古事記』や『日本書紀』に記されたヤマトタケルの伝承、特にヤマトタケルが進んだ海の道、山の道の存在は無視できません。ヤマトタケル伝承が単なる机上の作品ではないということは、東国の海のルート沿いに分布する古墳の存在からもわかります。

第3回 ヤマト王権とタンバ
 『古事記』や『日本書紀』によれば、垂仁天皇の后は丹波から迎えられています。なぜ、天皇の后は丹波出身でなくてはならなかったのか、ヤマト王権にとって丹波はどういった意味で重要な場所だったのか。この点について考えてみましょう。

今回の講座のキーワードは、「王権と旅」です。皆さん、お楽しみに。


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日程
2021/10/27, 11/24, 12/22
曜日・時間
水曜 15:30~17:00
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 
設備費(税込)
495円
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

森田 喜久男(モリタ キクオ)
1964年生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(歴史学・駒澤大学)島根県古代文化センター、島根県立古代出雲歴史博物館を経て、淑徳大学人文学部教授。日本古代史・神話学・博物館学専攻。著書『日本古代の王権と山野河海』(吉川弘文館)、『やさしく学べる古事記講座』(ハーベスト出版)、『古代王権と出雲』(同成社)、『能登・加賀立国と地域社会』(同成社)他。