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アートを揺さぶる動物たち
- 鴻池 朋子(アーティスト)
- 村井 まや子(おとぎ話文化研究者)
動物と人間のあいだには特別な通路があり、言語には人間同士が使う以外にも、もっと多様な使い方が潜んでいる。そんな大切で不思議なことを、おとぎ話と芸術から紐解きます。
鴻池作品には、数々の動物や昆虫たちのモチーフ、制作では毛皮、なめし皮、鳥の羽、鹿の角などの画材が使用されています。また、古くよりおとぎ話の中には、たくさんの動物、人間以外の生きものたちが登場し、人間と深く絡み合ってきました。その両者を同時に眺めることによって、従来の「動物の擬人化」とは全く違う光、全く違う文法が浮かび上がってきます。おとぎ話文化研究者の村井との対話によって、動物と人間の秘密の通路が開かれていきます。 (鴻池・記)
注意事項
●新型コロナウイルスの感染拡大予防による臨時休業のため、5/9は休講 → 9/5 13:00~14:30に補講を行います。 時間帯も変わりますのでご注意ください。(4/22付)
- 日程
- 2020/9/5
- 曜日・時間
- 土曜 13:00~14:30
- 回数
- 1回
- 受講料(税込)
- 会員 3,740円 一般 4,840円
- その他
- ・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください
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講師詳細
- 鴻池 朋子(コウノイケ トモコ)
- 1960年秋田県生まれ。東京芸大卒業後、玩具、雑貨のデザインに携わり、1997年より絵画、彫刻、パフォーマンス、映像、手芸など様々なメディアで作品を発表。また天候や時間をも巻き込むサイトスペシフィックな作品を各地で展開し、芸術の根源的な問い直しを続けている。
近年のグループ展、2016年「Temporal Turn」カンザス大学スペンサー美術館・自然史博物館(アメリカ)、2017年「Japan-Spirits of Nature」アクバラル美術館(スウェーデン)、2019年「瀬戸内国際芸術祭」。近年の個展、2015年「根源的暴力」神奈川県民ホール、2018年「ハンターギャザラー」(秋田県立近代美術館)、「Fur Story」 Leeds Arts University(イギリス)、2020年 「ちゅうがえり」(アーティゾン美術館)など。2017年 芸術選奨文部科学大臣賞受賞。 - 村井 まや子(ムライ マヤコ)
- 1970年神戸生まれ。ロンドン大学ユニヴァーシティ・カレッジ博士課程修了。神奈川大学教授。単著にFrom Dog Bridegroom to Wolf Girl: Contemporary Japanese Fairy-Tale Adaptations in Conversation with the West、共編著にRe-Orienting the Fairy Tale: Contemporary Adaptations across Cultures(ともにWayne State University Press)など