記憶の場「嵐が丘」を読む 時代に切り裂かれた‘不滅’の愛

  • 植松 みどり(和洋女子大学名誉教授)
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 世界の10大小説のひとつにも選ばれているエミリー・ブロンテの『嵐が丘』(1847)は、一代目キャサリンとヒースクリフの究極の愛、不滅の愛が強調され、映画、ミュージカルなどにも取り上げられてきました。けれども、この作品を当時の社会状況、時代というレンズを通して読むときには、また、別の物語が現われてきます。ともすると読み飛ばされがちなイザベラや二代目キャサリンの愛や結婚の実態が、当時の法整備の動きと密接にかかわって描かれているのです。この点に注目しながら『嵐が丘』の三人の女の物語を読み、そこに託された作者の思いを見ていきます。(講師・記)

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日程
2019/11/28
曜日・時間
木曜 13:00~14:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 3,960円
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

植松 みどり(ウエマツ ミドリ)
1965年津田塾大学学芸学部英文学科卒業。同大学大学院文学研究科博士課程満期退学。日本ジョージ・エリオット協会会長を経て現顧問。日本ジェイン・オースティン協会理事。専門はイギリス文化・文学。特に近代英国小説を研究。
著書に『ジェイン・オースティンの「お嬢さま」ヒロイン』(朝日出版社)、『「ジェイン・エア」』と「嵐が丘」』(河出書房新社)(共著)『ブロンテ姉妹と15人の男たちの肖像』(ミネルバ書房)(共著)訳書に『エミリ・ブロンテ』(河出書房新社)『ブラック・ヴィーナス』(河出書房新社)。『狼と駈ける女たち』(新潮社)(共訳)、『嵐が丘』(学研)(共訳)など。