2019年の日本考古学

  • 木下 正史(東京学芸大学名誉教授)
講師詳細

 今年も日本古代史を塗り替える新しい発掘や研究成果がありました。吉備最大の前期古墳・金蔵山古墳では、埴輪を樹立した埋葬祭祀の具体像が明らかにされました。「百舌鳥・ 古市古墳群」が考古遺跡としては初めて世界遺産に登録されました。舒明天皇陵か蘇我蝦 夷墓か論争がある奈良小山田古墳は一辺80mを超える飛鳥最大の方墳であることが明らかになりました。奈良飛鳥京苑池では北池の全容が判明し、古代宮廷庭園の解明が進んでいます。奈良平野塚穴山古墳では高松塚・キトラ古墳と共通する特徴をもつことが分かり、皇族が埋葬されている可能性が指摘され、高松塚・キトラ古墳の被葬者も皇族である可能性が高まっています。こうした新発見・新成果を紹介しつつ、それらが語る古代史上の意義について考えます。 (講師記)

*同日に同講師による、「考古学で探る古代の大豪族」講座(10:30-12:30)があります。

お申し込み
日程
2019/12/7
曜日・時間
土曜 13:30~15:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 3,960円
教材費(税込)
教材費 110円
持ち物など
・当日、教室にて資料を配布いたします。
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

木下 正史(キノシタ マサシ)
1941年東京都生まれ。東京教育大学卒業。同大学院修士課程修了。日本考古学専攻。奈良国立文化財研究所、東京学芸大学教授を経て、現在、同大学名誉教授。主な著書に『古代日本を発掘する―飛鳥藤原の都―』『飛鳥・藤原の都を掘る』『藤原京』など。