「失われた時を求めて」を新たに読む スワン家の方へⅡ

  • 吉川 一義(京都大学名誉教授)
講師詳細

 プルーストの長篇小説 「失われた時を求めて」を新たに読みすすめる講座。『スワン家のほうへ II』を3回にわけて採りあげます。
 第1回と第2回は「スワンの恋」について。オデットとの出会いから最後の夢での再会にいたるスワンの恋の顛末をふり返り、プルーストにおける恋愛の意味、ヴァントゥイユの音楽の役割、ブルジョワと貴族のサロンの機能を考察し、「私」が生まれる前の3人称体の恋物語がなぜ必要とされたのかを考える。
 第3回は「土地の名─名」を採りあげ、名前をめぐる夢想を分析するとともに、「私」のジルベルトへの初恋の特徴を考察する。  (講師・記) 

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注意事項

教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

日程
2020/10/24, 11/28, 12/26
曜日・時間
第4週 土曜 15:30~17:00
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 
持ち物など
<テキスト>プルースト作/吉川一義訳 『失われた時を求めて2 -スワン家の方へ』(岩波文庫):各自でお求めください。

講師詳細

吉川 一義(ヨシカワ カズヨシ)
 1948年大阪生まれ。東京大学文学部仏文科卒。同大学院博士課程満期退学。フランス政府給費留学生としてパリ・ソルボンヌ大学、高等師範学校に留学、文学博士号取得。とくにプルーストの小説の成立過程や絵画との関係などについて研究。主な著書に『ディコ仏和辞典』(共編、白水社)、『プルースト書簡集総合索引』(仏文、共編、京大出版会)、『プルースト美術館』(筑摩書房)、『プルーストの世界を読む』(岩波書店)、『プルースト「スワンの恋」を読む』(白水社)、『プルーストと絵画』(岩波書店)、Dictionnaire Marcel Proust (共編、Champion)、Proust et l’art pictural(Champion、2011年カブール=バルベック・プルースト文学サークル文学賞、2012年学士院賞・恩賜賞受賞)。2010年アカデミー・フランセーズ(仏学士院)より学術大賞「フランス語フランス文学顕揚賞」を受賞。プルースト『失われた時を求めて』を全訳(岩波文庫、全14巻、2010-2019)。