古代インドの叡智と言葉 3/10のみ

  • 渡邉 郁子(東洋大学講師)
講師詳細

 古代インド以来の伝統文化であるヨーガやアーユル・ヴェーダは、健康増進や美容のための技術として、日本人にも大変身近なものになっています。最近では、同じく古代インドにルーツをもつ瞑想の技法が、ストレス低減法や認知行動療法の分野において改良されて、マインドフルネス(パーリ語でサティ、サンスクリット語でスムリティ、漢訳で「念」)という名のもとに大きな成果を上げています。
 これらの知識と技法は、古代インドの叡智(ヴェーダ)に基づくもので、「リグ・ヴェーダ」(BC.1200頃)や、「ウパニシャッド」(BC.800頃)にまで遡りえるほどの歴史をもつものです。また、これらは、それぞれに独自の考え方と技法を保ちながらも、論理の基層部分においては類似点や共通点、関係性が多々見られます。こうした特徴は、一つには、これらの伝統が、みなサンスクリット語を媒介に思索され、記述されてきたことによると考えられます。
ヨーガやアーユル・ヴェーダ、ひいてはマインドフルネスに至るまで、これらの知識と技法について、原典を介してサンスクリット語に従って学ぶことは、用語や有名語句のより正確な理解だけでなく、古代インドの叡智の本質(ものの見方考え方の核心など)を理解することにも大変役立ちます。サンスクリット語の学習経験は不要ですのでお気軽にご参加下さい。(講師記)

第1回 3月10日火曜日(13:30~15:00)ヨーガとアーユル・ヴェーダの用語から学ぶ
第2回 3月27日金曜日(13:30~15:00)ウパニシャッドの名句から学ぶ
*各回の受講も可能です。

お申し込み

注意事項

・こちらは3月10日一回分です。ご注意下さい。

日程
2020/3/10
曜日・時間
火曜 13:30~15:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,850円 一般 4,510円
持ち物など
<テキスト>当日プリント配付予定。
・コピー代を実費でお支払していただくことがあります。(※恐れ入りますが、現金払いのみで承ります)
その他
・教室は変更になる場合がございますので、当日の案内をご確認ください。

講師詳細

渡邉 郁子(ワタナベ ミヤコ)
名古屋生まれ。東洋大学文学研究科博士後期課程満期退学(仏教学)。東洋大学非常勤講師。1988年より菅沼晃サンスクリット共同研究に参加。論文:「アプテ;サンスクリット文章論[Ⅰ]」(共訳)[Ⅱ]、[Ⅲ](『東洋学論叢』42,43、『東洋大学大学院紀要』26)、「『宝性論』における〈悟りの構造〉-正見と増益・損減をめぐって」(『印度学仏教学研究』49-2)など。翻訳書:『14人のダライ・ラマ――その生涯と思想』『ダライラマ 他者と共に生きる』(共訳)など。