「悪の凡庸さ」を哲学する
  • オンライン講座

  • 左:百木漠さん 右:ゲストの戸谷洋志さん
  • 百木 漠(関西大学法学部准教授)
  • 戸谷 洋志(ゲスト)
講師詳細

アーレントがアイヒマンを「悪の凡庸さ」と形容したことは有名である。しかし近年の歴史研究では、アイヒマンは「組織の歯車」や「平凡な小役人」などでは全くなく、むしろユダヤ人絶滅計画を積極的に担った将校であったことが明らかになってきている。これに伴って「悪の凡庸さ」という概念じたいが的外れだったのではないか、という疑念が生じている。しかし、ことはさほど単純ではない。そもそもアーレントが「悪の凡庸さ」という概念で表そうとしたものは何だったのか。これは、再び戦争の惨禍に飲まれつつある今日を見通すためにも、改めて考え直されるべき問いだろう。本講義では、アーレント研究者の百木とヨナス研究者の戸谷の間で対話を進めながら、「悪の凡庸さ」の意義を改めて考察する。(講師・記)

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日程
2022/11/26
曜日・時間
土曜 15:30~17:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,740円 一般 4,290円

講師詳細

百木 漠(モモキ バク)
1982年生まれ。京都大学人間・環境学研究科博士課程修了。博士(人間・環境学)。アーレントやマルクスを中心とした政治思想史・社会思想史を研究している。単著に『アーレントのマルクス:労働と全体主義』(人文書院、2018年)、『嘘と政治:ポスト真実とアーレントの思想』(青土社、2021年)、共著に『漂泊のアーレント 戦場のヨナス:ふたりの二〇世紀、ふたつの旅路』(戸谷洋志との共著、慶應義塾大学出版会、2020年)、『アーレント読本』(日本アーレント研究会編、法政大学出版局)などがある。日本学術振興会特別研究員・立命館大学専門研究員を経て、2021年4月から関西大学法学部准教授。
戸谷 洋志(トヤ ヒロシ)
1988年生まれ。大阪大学文学研究科博士課程修了。博士(文学)。ヨナスを中心にテクノロジーをめぐる哲学・倫理学を研究している。単著に『ハンス・ヨナス 未来への責任:やがて来たる子どもたちのための倫理学』(慶應義塾大学出版会、2021年)、『ハンス・ヨナスの哲学』(KADOKAWA、2022年)、『スマートな悪:技術と暴力について』(講談社、2022年)、共著に『漂泊のアーレント 戦場のヨナス:ふたりの二〇世紀、ふたつの旅路』(百木漠との共著、慶應義塾大学出版会、2020年)などがある。日本学術振興会特別研究員・大阪大学特任助教を経て、2021年4月から関西外国語大学准教授。