英語の歴史と語源・8 ジョン失地王とマグナカルタ

  • 堀田 隆一(慶応義塾大学教授)
講師詳細

 シリーズ「英語の歴史と語源」では、英語という言語がたどってきた波乱に富んだ紆余曲折の歴史を、世界史的な大事件と関連づけながら追っていきます。言語の歴史には文法や発音の歴史も含まれますが、本シリーズでとりわけ注目するのは語源、つまり単語の起源です。著名な事件と単語の起源とを結びつけながら、主にイギリスを舞台とする英語の歴史物語を、全12 回にわたり、つむいでいきます。

8 ジョン失地王とマグナカルタ
1204年、ジョン王は父祖の地ノルマンディを喪失し、さらに1215年には、貴族たちにより王権を制限するマグナカルタを呑まされます。英語史的にみれば、この事件は (1) 英語がフランス語から独立する契機を作り、(2) フランス話者である王侯貴族の権力をそぎ、英語話者である庶民の立場を持ち上げた、という点で重要でした。この後2世紀ほどをかけて英語はフランス語のくびきから脱していきます。本講座では、この英語の復活劇を活写します。

【シリーズ「英語の歴史と語源」開講予定】
※事情により変更することもございます。
1 インドヨーロッパ祖語の故郷(終了)
2 ケルトの島(終了)
3 ローマ帝国の植民地(終了)
4 ゲルマン民族の大移動(終了)
5 キリスト教の伝来(終了)
6 ヴァイキングの侵攻(終了)
7 ノルマン征服とノルマン王朝(4/18休講→10/3に変更)
8 ジョン失地王とマグナカルタ
9 百年戦争と黒死病
10 大航海時代と活版印刷術
11 ルネサンスと宗教改革
12 市民革命と新世界

お申し込み
日程
2020/12/26
曜日・時間
土曜 15:30~18:45
回数
1回
受講料(税込)
会員 7,480円 一般 9,680円
持ち物など
プリント教材を随時教室で配布します。
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。
休憩あり  

講師詳細

堀田 隆一(ホッタ リュウイチ)
慶應義塾大学文学部教授(英米文学専攻)。東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程満期修了、英国グラスゴー大学英語学研究科博士課程修了(Ph.D.取得)。専門は英語史、歴史言語学。著書に『英語の「なぜ?」に答えるはじめての英語史』(研究社、2016年)、『英語史で解きほぐす英語の誤解 ? 納得して英語を学ぶために』(中央大学出版部、2011年)、The Development of the Nominal Plural Forms in Early Middle English (Hituzi Syobo, 2009)がある。