日本国憲法の論点

  • 辻村 みよ子(東北大学名誉教授)
講師詳細

 世界の憲法は、「憲法を制定して権力者を縛る」という「立憲主義」の考え方を採用し、憲法改正について国民投票など厳しい手続きを定めています。第二次大戦後に制定された日本国憲法も70年以上、いわゆる「解釈改憲」を重ねながら運用されてきましたが、近年では「明文改憲」が叫ばれています。日本の立憲主義は危機にあるのか、日本国憲法96条の憲法改正手続きは厳しすぎるのか、現在提唱されている憲法改正案をどう考えるべきなのか等について、2回にわたって考えます。  (講師・記)   

<スケジュール>
第一回:「日本国憲法の論点」シリーズの第1回は、「憲法を制定して権力者を縛る」という「立憲主義」の考え方にてらして、日本国憲法の現状を考えます。とくに、政治の世界で憲法改正が提唱されている昨今では、憲法改正について国民投票など厳しい手続きを定めている「硬性憲法」の意義を確認しながら、その内容や手続きについて、主権者である国民が議論を尽くすことが必要です。そのために、まず、世界の憲法の改正手続きを比較することから始めましょう。
(辻村みよ子『比較のなかの改憲論』岩波新書参照)。

第二回:「日本国憲法の論点」シリーズの第2回は、憲法改正論の焦点になっている平和主義の問題について考えます。これまでの憲法9条解釈の変遷や国連の「平和への権利」などの動向をみると、近年では、「戦争こそが人権侵害である」という意味から、「人権としての平和」や平和的生存権が重要であることがわかります。現在提唱されている憲法改正論についての議論を尽くすためにも、その根底にある、人権や平和の問題を考えてみることにしましょう(辻村みよ子『憲法改正論の焦点』第2章参照)。 

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日程
2020/8/1, 9/5
曜日・時間
土曜 13:00~14:30
回数
2回
受講料(税込)
会員 6,600円 一般 8,800円
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

辻村 みよ子(ツジムラ ミヨコ)
1949年生まれ。1972年一橋大学法学部卒業、1978年同大学院博士課程単位修得〔法学博士〕。1982年~成城大学専任講師・助教授・教授。1999年東北大学法学部教授。2013年明治大学法科大学院教授。この間にパリ第2大学比較法研究所招聘教授、日本学術会議会員、全国憲法研究会代表、日本公法学会理事、国際憲法学会理事、内閣府男女共同参画会議員を歴任。近著に『比較憲法(第3版)』、『選挙権と国民主権』『憲法(第6版)』、『比較のなかの改憲論』『憲法改正論の焦点』 『〔辻村責任編集〕憲法研究1~6号』など。