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「枕草子」全講読
- 教室開催
- 津島 知明(国学院大学講師)
『枕草子』は単なる随筆ではありません。そう読める部分もありますが、清少納言が最も心血を注いだのは、中宮定子と過ごした日々を、藤原道長全盛の世に蘇らせることでした。いま記しておかなければ、忘れ去られてしまうかもしれない、かけがえのない思い出。それを確実に残してゆくには、相応の政治的配慮が必要だったと思われます。
そうした清少納言の深謀遠慮は、残念ながら現代人には見えにくくなってしまっています。本講座では、歴史背景を詳しく検証することで、知られざる『枕草子』の神髄を解き明かしていきたいと思います。
〇最新の研究成果を取り入れながら、すべての章段を丁寧に読み進めていきます。
〇活字で読むだけでなく、くずし字にも触れてもらいます。
※今期は190段「野分のまたの日こそ」あたりから読み始めます。
※2019年4月に冒頭から読み始めました。途中からのご受講でもまったく支障はありません。
この講座は終了しました
- 日程
- 2023/1/18, 2/1, 3/1
- 曜日・時間
- 水曜 10:30~12:00
- 回数
- 3回
- 受講料(税込)
- 会員 9,900円
- 設備費(税込)
- 495円
- 持ち物など
- <テキスト> 「新編 枕草子」」(オモイカネブックス)アマゾンストアにて「ペーパーバック」をご購入ください。(2000円+税) 次のURLから販売ページにアクセスいただけます。https://www.amazon.co.jp/dp/4907411243
今期は190段「野分のまたの日こそ」あたりから読み始めます。
- その他
- ・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。
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講師詳細
- 津島 知明(ツシマ トモアキ)
- 1959年生まれ。国学院大学大学院(文学研究科)修了。博士(文学)。専攻は平安文学。国学院大学、駒澤大学、白百合女子大学、ほか講師。著書に『ウェイリーと読む枕草子』(鼎書房 2002年)、『動態としての枕草子』(おうふう 2005年)『枕草子論究』(翰林書房 2014年)、編著に『新編枕草子』(おうふう 2010年)『枕草子 創造と新生』(翰林書房 2011年)など。