銀幕の崇高なる輝き 若尾文子 スター女優が切り拓いた日本映画史

  • 北村 匡平(東京工業大学准教授)
講師詳細

 日本映画の黄金期を生きたスター女優・若尾文子。その卓越した美貌と演技力は、今日においても色あせることなく老若男女を魅了し続けています。いまでも特集上映が組まれると多くの映画ファンが押し寄せる、最後の「国民的映画女優」と言っていいかもしれません。しかしながら、若尾文子といえば増村保造との名コンビで知られ、「増村の女優」として語られ過ぎたようにも思います。
 この講座では、増村映画だけではなく、川島雄三や吉村公三郎の映画、他にも歴史に埋もれてしまった映画から彼女の唯一無二の魅力をすくい上げることを目指します。そもそも彼女の人気の源泉は何だったのか、もっとも人気が高かった1950年代後半から60年代以降の変遷をたどることで、若尾文子という偉大な女優の本質に迫りたいと思います。 (講師・記)

この講座は終了しました
日程
2020/2/29
曜日・時間
土曜 15:30~17:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 3,960円
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

北村 匡平(キタムラ キョウヘイ)
1982年山口県生まれ。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了、同大学博士課程単位取得満期退学。日本学術振興会特別研究員を経て、現在、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。専門は映像文化論・表象文化論・歴史社会学・メディア論。単著に『美と破壊の女優 京マチ子』(筑摩選書)、『スター女優の文化社会学』(作品社)、訳書に『黒澤明の羅生門』(新潮社)、共編著に『川島雄三は二度生まれる』(水声社)、『リメイク映画の創造力』(水声社)などがある。