現象学から始める哲学 フッサールからハイデガーへ

  • 齋藤 元紀(高千穂大学教授)
講師詳細

 20世紀初頭に創始された現象学は、以後さまざまな発展を遂げ、現代哲学・思想はもちろん、諸学問分野に今なおきわめて甚大な影響を与え続けています。いかなる時代状況のなかから、どのような思想的動機とともに現象学は生まれてきたのか。また、現象学はどのようにしてその思想運動としての力強さを得て、多様な発展を遂げることができたのか。この講座では、現象学を創始したフッサールと、そしてフッサールを継承しつつ現象学的解釈学を展開したハイデガー両雄の足跡をたどり、現代を生きる私たちの具体的な経験の場面に即して、「事柄そのものへ」迫る現象学的思考の体得を目指します。
この講座では、初心者の方から、学部生・大学院生、そして社会人まで、現象学に関心を寄せる方を対象に、この思想の核心をなす考え方や概念を分かりやすく、かつ最新の研究成果も盛り込みつつ、講師からの批判的考察も折り込みながらお話して参ります。「事象そのもの」をめぐる現象学的思考の冒険を、ぜひ一緒に始めましょう! (講師・記)  2019年7月期開講   

<第1期>                                           
1 7月 2日 フッサール現象学の始まり――数学基礎論から現象学へ
2 7月16日 フッサール現象学の確立――現象学的還元と超越論的主観性
3 7月30日 ハイデガー現象学的解釈学の始まり――論理学から生の体験へ
4 8月 6日 ハイデガー現象学的解釈学の確立――生の現象の自己解釈
5 9月 3日 フッサールからハイデガーへ――他者・世界・歴史への問い

この講座は終了しました
日程
2019/7/2, 7/16, 7/30, 8/6, 9/3
曜日・時間
火曜 19:00~20:30
回数
5回
受講料(税込)
会員 16,200円 一般 19,440円
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

齋藤 元紀(サイトウ モトキ)
1968年生まれ。法政大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(哲学)。現在、高千穂大学人間科学部教授。専門は、現象学・解釈学をはじめとする近現代哲学。主な著書に、『存在の解釈学』(法政大学出版局、2012年)、『始まりのハイデガー』(共編著、晃洋書房、2015年)、『連続講義 現代日本の四つの危機―哲学からの挑戦』(編著、講談社メチエ、2015年)、『ハイデガー哲学は反ユダヤ主義か―「黒ノートをめぐる討議』(共編著、水声社、2015年)、『21世紀の哲学をひらく―現代思想の最前線への招待』(共編著、ミネルヴァ書房、2016年)、『終わりなきデリダ―ハイデガー、サルトル、レヴィナスとの対話』(法政大学出版局、2016年)
ほか多数。