社会・統治の歴史と思想 朝カルオンライン

  • 堀内 進之介(政治社会学者)
講師詳細

 「社会」として経験しうるものや、それとして観念されてきたものが、かつてとは大きく異なるという声や、あるいは「社会」そのものが成り立たなくなってきたという声も聞かれる。そこで、このシリーズでは、改めて「社会」について考えてみたい。
 しかし、このシリーズでは、「社会」を国家との関係で位置づけたり、境界のある全体として見なしたり、あるいは、マルクスやヴェーバーのように経済的な力を社会の形状を決める究極的な決定因と見なす議論は扱わない。むしろ、そのような議論を批判する現代の論者たち――アーネスト・ゲルナーやジョン・A・ホール、アンソニー・ギデンズ、マイケル・マンといった歴史(社会)学者たち――が主導した見方、すなわちヒトとモノの領域を組織し、統制する複合的な諸力(政治的、経済的、文化的、軍事的な力)が歴史的にどのように発展していったのか、この観点から「社会」の歴史と理論を概説したい。 (講師・記)

〈今期のテーマ〉
このシリーズでは、産業革命以降の歴史を扱う。特にはじめの数回では、18世紀を通じて社会構造に決定的な影響を及ぼした経済と軍事の動きに注目したい。その後、軍事が近代国家に包摂されるようになる19世紀は、経済および政治の動向に注目し、階級や国民国家の登場を詳しく見ていくことにしたい。


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日程
2021/1/11, 1/25, 2/8, 2/22, 3/8, 3/22
曜日・時間
第2週・第4週 月曜 20:00~21:30
回数
6回
受講料(税込)
会員 19,800円 一般 23,100円

講師詳細

堀内 進之介(ホリウチ シンノスケ)
1977年生まれ。博士(社会学)。Screenless Media Lab. 所長、首都大学東京客員研究員。現代位相研究所・首席研究員ほか。NHKマイあさラジオ今週のオピニオンコメンテーター。専門は、政治社会学・批判的社会理論。単著に『人工知能時代を〈善く生きる〉技術』(集英社新書、2018年)、『感情で釣られる人々』(集英社新書、2016年)、『知と情意の政治学』(教育評論社)、共著に『人生を危険にさらせ!』(幻冬舎)、『悪という希望‐「生そのもの」のための政治社会学』(教育評論社)、『統治・自律・民主主義‐パターナリズムの政治社会学』(NTT出版)ほか多数。翻訳書に『アメコミヒーローの倫理学』(パルコ出版、2019年)、『魂を統治する』(以文社、2016)がある。