「はやぶさ2」は小惑星リュウグウで何をしてきたのか

  • 藤本 正樹(JAXA宇宙科学研究所副所長)
講師詳細

 「はやぶさ2」は始原的小惑星からサンプルを持ち帰るJAXAの計画である。始原的小惑星とは、太陽系の外側で生まれ水を保持することが特徴で、太陽系の内側で生まれ水を持っていなかった原始地球に水を運んできたと考えられる。地球をハビタブルにした小惑星の特性を深く理解するには、サンプルを持ち帰ることが最適である。「はやぶさ2」の探査対象はリュウグウである。2018年6月の到着以来、リュウグウが見せる様々な予想外の特性は、探査機チームに挑戦することを求め続け、サンプル分析から獲得される新知見への期待を高めてきた。講演では、「はやぶさ2」の現時点での成果と、これから期待されることについて紹介したい。(講師記)

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日程
2019/7/20
曜日・時間
土曜 15:30~17:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,240円 一般 3,888円

講師詳細

藤本 正樹(フジモト マサキ)
1964年大阪生まれ。1987年東京大学理学部卒、1992年東京大学大学院修了(理学博士)。名古屋大学、東京工業大学を経て、2006年にJAXA宇宙科学研究所(JAXA/ISAS)教授。JAXA/ISAS研究総主幹等を経て、2018年4月よりJAXA/ISAS副所長。特にJAXA/ISASの国際化に貢献してきたと自負する。専門分野は、宇宙プラズマ物理、惑星系形成論、太陽系探査。