地磁気逆転とチバニアン

  • 千葉セクション(千葉県市原市) 国立極地研究所提供
  • 菅沼悠介さん
  • 菅沼 悠介(国立極地研究所地圏研究グループ准教授)
講師詳細

 大陸の移動や衝突、生物の進化・絶滅、そして急激な気候変動など、地球の歴史は地層を調べることで明らかにされてきました。地層は、世界中に断片的に分布するため、地質時代という時間のメモリを使って比較されています。そして、各地質時代の境界については、地球上で最も観察・研究しやすい1カ所が国際模式地(国際標準模式層断面とポイント:GSSP)と認定されています。
 2020年1月17日、千葉県市原市の地層(千葉セクション)が、地質時代の一つである第四紀更新世の前期・中期境界のGSSPとして認定され、この境界に続く地質時代(約77万4千年前〜約12万9千年前)が「チバニアン」と名付けられることとなりました。決め手となったのは、地層に見られる地球の磁場が逆転する現象「地磁気逆転」の痕跡です。
 本講座では、GSSPの基準や、今回の認定のカギとなった「地磁気逆転」という現象を中心に解説します。

お申し込み

注意事項

■補講を8月2日(日)10:30~12:00に行います。(5/22更新)
■新型コロナウイルス感染拡大防止のため、5/17は休講いたします。(4/21更新)

本講座は、開講当日の窓口申し込みを承っておりません。WEBサイトでお手続きいただくか、開講一週間前までにお電話にてご予約のうえ、コンビニエンスストアでのご入金をお願いいたします。

日程
2020/8/2
曜日・時間
日曜 10:30~12:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 4,400円
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

菅沼 悠介(スガヌマ ユウスケ)
1977年、長野県生まれ。2000年茨城大学理学部卒業。2002年東京都立大学大学院理学研究科修士課程、2005年東京大学大学院理学系研究科博士課程を修了。産業技術総合研究所ポスドク研究員、東京大学大学院理学系研究科特任助教、国立極地研究所助教などを経て、2016年より現職。専門分野は、地質学,古地磁気学。海や湖の地層や氷河地形などから過去の地球環境の変動メカニズムを解明することを目指している。過去6回の南極調査と,南極氷床上で150日以上のキャンプ経験を持つ。「千葉セクション」のGSSP認定とチバニアンの誕生を推進した研究グループの中心メンバー。