能をどう見るか 能「花筐」誤読される狂女物

  • 村上 湛(明星大学教授)
講師詳細

 特別の原拠もなく世阿弥が創作した能〈花筐〉は古来、大曲として重んぜられているものの、劇的主題が熟考されず、「小道具の籠に美麗な花を盛る」という決定的に誤った演出が間々見られるなど、その真価が等閑に付されてきた作品でもあります。この珍しい「作り能」に籠めた作者
の意図、〈花筐〉がいかなる意味で傑作たり得ているのか……その秘密を解き明かしたいと思います。 (講師・記)

第1回  講義:能〈花筐〉の背景
第2回  講義:詞章精読・能〈花筐〉
第3回  講義:映像鑑賞・能〈花筐〉

お申し込み
日程
2021/4/15, 5/13, 6/10
曜日・時間
木曜 19:00~20:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,999円 一般 13,299円
設備費(税込)
495円
持ち物など
【鑑賞推薦舞台案内】  ※チケットは各自お求め下さい。
銕仙会6月定期公演 2021年6月11日(金) 18:30開演 宝生能楽堂
能〈花筐 筐之伝〉 シテ:鵜澤久 ※ほかに狂言〈因幡堂〉(シテ:善竹十郎)があります。
★主催元に照会の上、切符は各自お求め下さい。
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。
・この講座の受講料には音楽使用料が含まれています。

講師詳細

村上 湛(ムラカミ タタウ)
明星大学教授。石川県立音楽堂邦楽主幹。財団法人観世文庫評議員。演劇評論家。早稲田大学・大学院に学ぶ。文化庁芸術祭審査委員、芸術選奨選考審査員、国立劇場おきなわ研修講師ほかを歴任。能の復曲・新演出・新作にも数多く携わる。朝日新聞歌舞伎劇評担当。著作『すぐわかる能の見どころ~物語と鑑賞139曲』(東京美術)、『村上湛演劇評論集~平成の能・狂言』(雄山閣)。