世阿弥と花 世阿弥の能楽論を味わう

  • 表 きよし(国士舘大学教授)
講師詳細

 父の観阿弥とともに能を大成させた世阿弥は、今日残っているものだけでも二十一種の伝書を書き残しました。その伝書の中で、世阿弥は観客を魅了する芸の魅力を「花」に喩えて説明しています。『風姿花伝』や『花鏡』といった伝書の題名からも、世阿弥の生涯が「花」の追求だったことがわかります。世阿弥がなぜ芸の魅力を「花」に喩えるのかも伝書の中で説明されていますし、また「時分の花、まことの花」「老木に花の咲かんがごとし」「巌に花の咲かんがごとし」「秘する花」「因果の花」といったように、様々な「花」を世阿弥は取り上げています。この講座では、世阿弥が説く「花」とはどのようなものなのかを考え、世阿弥の能への思いを感じ取っていきたいと思います。(講師・記)

お申し込み

注意事項

・コロナの影響を鑑み、6/26→9/25に変更します。お申込みの皆様にはお知らせいたします(5/18)

日程
2020/9/25
曜日・時間
金曜 10:30~12:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 4,400円
持ち物など
・映像はありません。テキストは、随時、教室でプリントをお渡しします。
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

表 きよし(オモテ キヨシ)
1958年生まれ。早稲田大学教育学部卒業。同大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。国士舘短期大学を経て、現在は国士舘大学21世紀アジア学部教授。専門は能・狂言で、特に能・狂言の歴史研究に力を注ぎ、近年は江戸時代の各地における能の上演状況の調査に取り組んでいる。著書に『中世文学研究』(共著・双文社出版)。論文に「壇の浦合戦を素材とする能」「曽我物語と能」「江戸時代の長崎の能楽」「長府藩の能楽」などがある。