フーコー 自己から脱け出すための哲学

  • 慎改 康之(明治学院大学教授)
講師詳細

 20世紀フランスの哲学者ミシェル・フーコーによる歴史的探究は、以下のような二重の配慮によって貫かれています。一方では、自身の現在において自明であると思われていることを問いに付し、別のやり方で思考する術を探ること。そして他方では、自らの研究の軸を絶えず移動させ、新たな領野の探索を試みること。ともに自分自身からの脱出を含意するこうした配慮が、具体的にどのような成果をもたらしたのかということを、本講座では、『狂気の歴史』から『性の歴史』へと至るフーコーの主要著作の内容を概観しながら検討していきます。これによって、フーコーを読み始めるための一つの入口を開くことができたらと考えています。 (講師・記)

お申し込み

注意事項

新型コロナウイルスの感染拡大状況を鑑み、6/13は休講。補講は8/1に行います。(5/22更新)

日程
2020/8/1
曜日・時間
土曜 13:00~14:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 4,400円

講師詳細

慎改 康之(シンカイ ヤスユキ)
1966年長崎県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程中途退学。フランス社会科学高等研究院(EHESS)博士課程修了(哲学・社会科学博士)。現在、明治学院大学文学部フランス文学科教授。専門は20世紀フランス思想。著書に、『ミシェル・フーコー――自己から脱け出すための哲学』(岩波新書)、『フーコーの言説――〈自分自身〉であり続けないために』(筑摩選書)、訳書に、ミシェル・フーコー『言説の領界』、『知の考古学』(河出文庫)、『ミシェル・フーコー講義集成』1・4・5・8・13(筑摩書房)などがある。