世界史を読む マルクスが見た南北戦争 オンライン講座

  • 的場 昭弘(神奈川大学教授)
講師詳細

★2021年4月から2022年12月まで、3か月に1テーマで「マルクスが見た」世界史を解説します。今年度のテーマはイギリスとアメリカ(4~6月)、第一インターナショナルと外交(7~9月)、植民地(10~12月)です。いつからでもお入りいただけます。

 マルクスは、1850年代に『ニューヨーク・デイリー・トリビューン』のヨーロッパ特派員として、毎週二本の記事をニューヨークに送っていました。1848年革命の中でマルクスと知り合った編集長デナは、マルクスに世界の出来事をヨーロッパから見た視点で書いてもらうように頼みます。これは、マルクスの唯一の収入源であったのですが、1851年から始まった投稿は、1862年まで続きます。1861年以後の南北戦争に関するマルクスの記事は、投稿を辞める直前のものです。その後、第一インターナショナルとしてリンカーンに書簡を送ります。アメリカの問題は、恐慌、奴隷制、自由貿易論、植民地主義、新しい社会の問題として重要な位置をしめています。本講座では、マルクスから見た南北戦争を中心に、イギリスとアメリカの関係を見ていきます。(講師・記)

〈スケジュール〉
第一回 マルクスから見たアメリカという社会
第二回 アメリカ経済とイギリス経済―南部の綿花をめぐって
第三回 奴隷制と第一インターナショナル 

〈ご案内事項〉
・本講座はオンラインセミナーアプリ「Zoom」ウェビナーを使ったオンライン講座です。パソコンやタブレット、スマートフォンで配信を見ることができます。受講者側のお名前や映像、音声は配信されません。
・本講座は受講者全員に後日アーカイブ動画(1週間限定配信)のリンクをお送りいたします。期間内は受講者は何度でもご視聴いただけます。
・配布資料がある場合はメールでご案内いたします。郵送はしておりません。
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【「世界史を読む」 今後の予定】

★2021年7月~9月 テーマ「マルクスと第一インターナショナル・外交問題」

 1864年9月労働者による国際組織、国際労働者協会、第一インターナショナルが誕生します。この組織の始まりは、労働運動を規制しようというルイ・ナポレオンの思惑から生まれたものですが、皮肉なことに労働者の国際協力組織を生み出してしまいます。その黒幕として活躍するのがカール・マルクスですが、1860年代から70年代にかけてのヨーロッパは、1815年のウィ―ン議定書によって決められたヨーロッパの国際均衡が崩壊していく時期です。各国の思惑が労働運動に与えた影響も大きく、第一インターナショナルはその中心にいました。本講座では、ヨーロッパの国際緊張と第一インターナショナルとの関係を中心に、ヨーロッパ世界を見ていきます。(講師・記)

〈スケジュール〉
第1回 第一インターナショナルの誕生
第2回 列強(英・仏・普・露・墺)の布置
第3回 ウイーン議定書(1815年)条約と普仏戦争  

★2021年10月~12月 テーマ「マルクスと植民地論」

 資本主義社会の中心である先進国(欧米)の外にある国々は、産業革命の後、先進国を支える後背地としての役割を担わされます。ある国は原料供給基地として、ある国は労働供給基地として。いすれの国も、植民地として経済的独立も、さらには政治的独立も許されず、資本主義世界の外の、従属的非資本主義世界として位置づけられます。1860年代には、世界の圧倒的多数の地域がそうした植民地でした。そうした植民地の中でアルジェリアとアイルランドを例としてとりあげ、見てみることにします。(講師・記)

〈スケジュール〉
第1回 ウェイクフィールドの近代植民地論(『資本論』第一巻、第七編25章)
第2回 アルジェリアーフランスの植民地
第3回 アイルランドーイギリスの植民地

お申し込み

注意事項

・本講座はZoomウェビナーを使用したオンライン講座です。開講日の前日夜までに受講者の皆様に講座視聴URLとパスワード、および受講のご案内をメールでお知らせいたします。メールが届かない場合は、 asaculonline002@asahiculture.com までお問合せください。
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日程
2021/4/19, 5/17, 6/21
曜日・時間
月曜 19:00~20:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 一般 11,550円

講師詳細

的場 昭弘(マトバ アキヒロ)
1952年宮崎市生まれ。慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了、経済学博士。現在、神奈川大学経済学部教授。著作に『ネオ共産主義論』『マルクスだったらこう考える』(ともに光文社新書)、『マルクスを再読する』(五月書房)、『未完のマルクス』(平凡社)『超訳「資本論」』全3巻(祥伝新書)『新訳「共産党宣言」』(作品社)『一週間de資本論』(NHK出版)『国家の危機』(共著、ベストセラーズ)など著訳書多数。