現象学の根本問題へ 感性の現象学-アサカルオンライン

  • 齋藤 元紀(高千穂大学教授)
講師詳細

 20世紀初頭に創始された現象学は、以後さまざまな発展を遂げ、現代哲学・思想はもちろん、諸学問分野に今なおきわめて甚大な影響を与え続けています。現象学のさまざまな問題群のなかでも、多くの現象学者たちがこぞって取り組んできた主題の一つとして、「感性」を挙げることができるでしょう。伝統的に「感性」は、知性に比べて低次の能力として位置づけられてきましたが、感性的認識に着目した近代哲学の成果を引き受けつつ、現象学は、いわゆる「感覚的知覚」のみならず、「身体」、「他者」、「美」といったさまざまな「感性的経験」をめぐり、現代哲学において次々と注目すべき洞察を生み出してきました。
 「現象学の根本問題」と銘打った本講座、第Ⅱ期は「感性の現象学」と題し、「感性」の問題に焦点をあて、フッサールからガダマーにいたる多様な感性の現象学的思考に迫ります。重要な論点についてはできるだけ分かりやすく説明するとともに、ときに大胆な批判的考察も折り込みながら、お話しして参ります。初心者の方はもちろん、学部生・大学院生、そして社会人まで、現象学に関心を寄せる皆さん、「事象そのもの」をめぐる思考の冒険をご一緒しましょう。(講師・記) 2020年4月期開講   
<第2期>                                           
1 イントロダクション――現象学の根本問題としての感性
2  感性と感情――フッサールとシェーラー
3  気分と身体――ハイデガーとメルロ=ポンティ
4  身体と感性――サルトルとレヴィナス
5  生と美――アンリとガダマー


<全体スケジュール>
  
第1期:言語の現象学(2020年4月期)
第2期:感性の現象学(2020年7月期)
第3期:歴史の現象学(2020年10月期)
第4期:自然の現象学(2021年1月期)

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日程
2020/9/1, 9/15, 9/29, 10/6, 10/20
曜日・時間
火曜 19:00~20:30
回数
5回
受講料(税込)
会員 16,500円 
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

齋藤 元紀(サイトウ モトキ)
1968年生まれ。法政大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(哲学)。現在、高千穂大学人間科学部教授。専門は、現象学・解釈学をはじめとする近現代哲学。主な著書に、『存在の解釈学』(法政大学出版局、2012年)、『始まりのハイデガー』(共編著、晃洋書房、2015年)、『連続講義 現代日本の四つの危機―哲学からの挑戦』(編著、講談社メチエ、2015年)、『ハイデガー哲学は反ユダヤ主義か―「黒ノートをめぐる討議』(共編著、水声社、2015年)、『21世紀の哲学をひらく―現代思想の最前線への招待』(共編著、ミネルヴァ書房、2016年)、『終わりなきデリダ―ハイデガー、サルトル、レヴィナスとの対話』(法政大学出版局、2016年)、『哲学の変換と知の越境―伝統的思考法を問い直すための手引き』(共編著、法政大学出版局、2019年)ほか。訳書に、ユルゲン・トラバント『人文主義の言語思想―フンボルトの伝統』(共訳書、岩波書店、2020年)、ギュンター・フィガール『問いと答え―ハイデガーについて』(共訳書、法政大学出版局、2017年)ほか。