ザ・シルクロード

  • 撮影 村田恭子
  • 林 俊雄(創価大学名誉教授・東洋文庫研究員)
  • 中野 照男(東京文化財研究所名誉研究員)
  • 前田 たつひこ(平山郁夫シルクロード美術館学芸員)
  • 北 進一(群馬県立女子大学講師)
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講師詳細

 シルクロードは地中海世界と広大なアジア世界を結ぶ多様な経済・文化交流の歴史的通路を象徴する雅称です。そこには生活のために苦闘した人びとや新たな世界を発見し躍動する人びとの姿が万華鏡のように映し出されています。シルクロードの壮大な地域と歴史に、様々な角度から光を当てるシリーズ。
 第Ⅴ期はシルクロードを往来した人物です。マケドニアのアレクサンドロス大王の東征は、ギリシア文化を中央アジアに移植し、後の仏像誕生の契機になりました。前漢の張騫が武帝によって中央アジアへ派遣されたことが長安を起点するシルクロードの開通をうながしました。西域クチャ出身の訳経僧・鳩摩羅什が中国へ連れていかれたことで仏教の奥義が東アジアへ伝わり、法顕、玄奘、義浄の中国僧たちのインドへの求法の旅は中央アジアやインド各地の実情を彼らの旅行記によって浮かび上がらせてくれます。彼らの足跡を辿り、シルクロードを愉しんでみませんか?(講師・記)
〈スケジュール〉
第1回 張騫—東からシルクロードを開拓した冒険者 林俊雄先生
第2回 アレクサンドロス大王 東征路と文化的衝撃 前田たつひこ先生
第3回 玄奘が見聞したガンダーラとウジャーナ 前田たつひこ先生
第4回 西域亀茲に生まれた大翻訳僧 鳩摩羅什 中野照男先生
第5回 法顕、西域南道とパミールを行く 北進一先生  
第6回 義浄と海のシルクロード 北進一先生

〈参考書〉『シルクロードの世界』(NHK出版)

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お申し込み
日程
2020/10/7, 10/21, 11/4, 11/18, 12/2, 12/16
曜日・時間
第1週・第3週・第5週 水曜 10:30~12:00
回数
6回
受講料(税込)
会員 19,800円 
持ち物など
〈テキスト〉当日、プリントを配布します。
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

林 俊雄(ハヤシ トシオ)
 1949年、東京都中野区生まれ。1972年、東京教育大学文学部、卒業。1979年、東京大学大学院博士課程、単位取得退学。古代オリエント博物館研究員、創価大学文学部教授を経て、2019年、定年退職し、名誉教授。専門は中央ユーラシアの考古学・歴史学。著書に『ユーラシアの石人』(雄山閣、2005)、『グリフィンの飛翔』(雄山閣、2006)、『スキタイと匈奴』(講談社、2017)、『遊牧国家の誕生』(山川出版社、2009)。趣味はクラシック音楽の鑑賞と演奏(ビオラ)。

中野 照男(ナカノ テルオ)
1950年生まれ。1973年九州大学文学部卒業、1978年九州大学大学院文学研究科博士課程中退、1978年東京国立博物館研究員、1992年東京国立文化財研究所美術部第一研究室長、その後、独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所副所長、成城大学文芸学部第二世紀特任教授を経て、現在東京文化財研究所名誉研究員。専攻分野は、東洋美術史、とくに中央アジアの仏教美術史。主な著書:『中国石窟 クムトラ石窟』(共著)1985年 平凡社、『仏画の見かた 描かれた仏たち』2001年 吉川弘文館など。
前田 たつひこ(マエダ タツヒコ)
1954年生まれ。東海大学文学部卒業。平山郁夫シルクロード美術館学芸員。和光大学兼任講師。共著に『文明の道2ヘレニズムと仏教』(NHK出版)、『カラー版東洋美術史』(美術出版)、『世界美術大全集東洋編15中央アジア』(小学館)、『死と来世の神話学』(言叢社)、訳書にF. ティッソ『図説ガンダーラ』(東京美術)、A.フーシェ『ガンダーラ考古游記』(同朋舎)ほか、論文に「クシャーン王朝揺籃の地」、「スルフ・コタルの宗教について」など。
北 進一(キタ シンイチ)
1963年生まれ。中国・山東大学留学。アジア文化史専攻。美術研究センター講師、群馬県立女子大学兼任講師。著書に『アシュラブック 興福寺阿修羅像から東大寺不空羂索観音像へ』(美術出版社)、『ほとけを知る 仏像めぐりハンドブック』(シンコーミュージック・エンタテイメント)。共著に『カラー版 東洋美術史』(美術出版社)、『世界美術大全集 東洋編15 中央アジア』(小学館)、『中国世界遺産の旅3 四川・雲南・チベット』(講談社)ほか。